聖者エルモ

解説

1866年出版されたオーガスタス・エヴァンス原作の小説に基づき、ジュールス・ファースマンが脚色し、「強敵一蹴」「烈風豪雨の夜」等と同じくジェローム・ストームが監督した。主役は「強敵一蹴」「巌窟王(1922)」等主演のジョン・ギルバートで、「心なき女性」「虚栄地獄」等出演のベシー・ラヴ等である。

1923年製作/アメリカ
原題:St. Elmo

ストーリー

セント・エルモは西部の小さな町に母と2人何不自由ない生活をしていた。彼は生来思いやり深く慈善家であったが、彼の恋を誓った娘アグネスを、彼女の従兄の牧師ハモンドの息子マレイに奪われたのを見て、性格一変し世を呪い人を憎むようになり、マレイと決闘して彼を殺し、やがて漂泊の旅に上ってしまう。町の老鍛冶屋の孫娘エドナは祖父の死後エルモの母親に引き取られるが、故郷へ帰って来たエルモは、優しい彼女の感化で、荒んだ心が次第にやわらげられ、遂に彼女との恋に幸福を見いだす事とはなった。

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