雪靴の跡

解説

チェスター・ベネットの監督製作したジェーン・ノヴァック主演映画で、「テルマ」「離婚」「子守唄(1924)」等の前に作られたものである。原作はエディソン・マーシャルの筆になり、これを「涙の街」等と同じくマリオン・フェアファックスが脚色した。ノヴァックの対手は「電波王」「享楽の夢」等主演のロイ・スチュアートで、その他「生に勝つ力」「彫刻家の妻」等出演のロイド・ウィトロック、「可愛い悪魔(1922 Badger)」「馬蹄千塵」等出演のハーバート・プライアー等が共演する。雪深き北国を背景のロマンスである。

1922年製作/アメリカ
原題:The Snowshoe Trail

ストーリー

白皚々の極北の天地に、ビル・ブロンスンはヴァージニア・トレモントという美しい娘の案内者として、彼女及び彼女の後見人と共に雪の原野に、彼女のもと嫁いたるハロルド・ローンスベリーの行方を捜すことになった。後見人が殺された後、ビルとヴァージニアとは雪嵐のため山中に閉じ込められる。ここで彼等はハロルドにあったが、彼は原住民を妻として孤独な生活をしているのであった。ハロルドとビルを比較した時、ヴァージニアは、雄々しいビルにかえって愛着を覚えた。かくて2人は幸福な生活に入る。

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