スキナーの夜会服

解説

ヘンリー・アーヴィング・ドッジ氏作の小説に基づきレックス・テイラー氏が脚色したものを「ジョーンズの大事件」「天下の窮児」等と同じくウィリアム・A・サイター氏が監督したもので右記二映画に主演したレジナルド・デニー氏が「えくぼ御用心」「乙女の危険期」等主演のローラ・ラ・プラント嬢を相手役として主演している。ライオネル・ブラーム氏、ウィリアム・ストラウス氏、ヘッダ・ホッパー嬢が助演するユーモラスな喜劇である。

1926年製作/アメリカ
原題:Skinner's Dress Suit

ストーリー

スキナーは愛妻にお給金が昇ったと言ったため折柄招待を受けていた会に出るのに夜会服を作らねばならなくなった。ところが習いたてのチャールズトン・ダンスの御蔭で夫婦は社交会の人気者となった。スキナーは増給を請うたが彼の勤める商会はジャクソンとの契約が切れて事業繁縮をせねばならぬので却ってスキナーを解雇して了った。とは知らず彼の愛妻は夫の増給に有頂天になって華やかに社交会に乗り出した。ところがそれが幸いとなりジャクソンの知遇を得た。それを見たスキナーの前の雇い主はスキナーを抱き込んでジャクソンとの取り引きを復活させる考えで、彼に辞を低くして頼み込んだ。スキナーはかくて青年実業家として鼻を高めた。

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