ジョン・ペティコーツ

解説

最近「3字の烙印」「燃え立つ義勇」などの最近作品の封切られたウィリアム・S・ハート主演、例によってC・ガードナー・サリヴァン原作、ランバート・ヒルヤー監督の19年度のパラマウント映画である。相手役は今はハート夫人たるウィニフレッド・ウェストーヴァー。

1919年製作/アメリカ
原題:John Petticoats

ストーリー

ジョン・ヘイネスは樵夫頭であったが叔父が死んでニウ・オーレアンスの婦人衣裳店を継ぐこととなって、その町へ乗り込んで来た。ところがその店は案外小さな規模のものであった。町の判事メレディスが丁度その娘カロリンの卒業の晴れ着を買う金に窮しているのを知ってジョンは助力を申し出で、その代わりその家に寄食することとなった。カロリンの帰郷祝いの舞踊会があった。衣服屋のジョンはどう考えてもカロリンに想ってもらうには自分はあまり見すぼらし過ぎると悲観せざるを得なかった。その恋仇にある財産家の放蕩息子がいたが、ある機会にジョンは彼に命を助けられ、感謝の念から、いかなることでも彼のためには敢行すると約した。やがてこの約束を履行する機会が来た。それはその放蕩児の前の情婦の死に爾して彼にかかった罪をジョンが被る、というジョンとしてはこの上ない苦痛なことであったが、救命の恩を思い男子の約束を重んじて彼は黙って事件の男となった。判事が彼に立退きを要求した時、一通の信書は判事にすべての事情を告げ、再びジョンはメレディス家に暖い心をもって迎えられた。

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