シマロン・キッド

劇場公開日:

解説

実在した無法者シマロン・キッドの生涯に材をとる西部劇。ルイス・スティーヴンスとケイ・レナード共作の原作をレナードが自分で脚色、「平原の待伏せ」のバッド・ボーティカーが監督した。撮影は「幌馬車隊西へ!」のチャールズ・P・ボイル、音楽ジョセフ・ガーシェンソン。出演するのは「静かなアメリカ人」のオーディ・マーフィ。TV出身のビヴァリー・タイラー、新人イヴェット・デュゲイ、ノア・ビアリー・ジュニア、パルマー・リー、ランド・ブルックス等。製作テッド・リッチモンド。テクニカラー・スタンダードサイズ。1953年作品。

1953年製作/アメリカ
原題:The Cimarron Kid
配給:ユニヴァーサル
劇場公開日:1959年2月12日

ストーリー

シマロン・キッドと呼ばれるビル・ドーリン(オーディ・マーフィ)は3年前、強盗団のドルトンを友達のよしみでかくまい、入牢し、やっと仮出獄を許された。オクラホマへ帰る列車がドルトン強盗団に襲われた。ビルが強盗団を手引きしたと、鉄道公安官スワンソンは、ビルの幼馴染みサットン警察署長に彼の逮捕を迫った。サットンは彼の無実を信じ、公平な尋問をする約束で出頭させた。スワンソンは、拷問にかけ、ドルトン一味の所在を白状させようとした。ビルはスキを見て逃げ、ドルトンの隠れ家に向かった。強盗団はコフィビルの銀行を襲撃する計画をたて、ビルも参加した。町民の反撃で、ドルトン3兄弟は死に、残りが昔の仲間の牧場主・パットの家に集った。その娘キャリーは美しかった。首領がビルと決り、レッドはビルに敵意を抱いた。ビルたちは牧場を去り、次々と列車や銀行を襲った。サットンの捜査網と、鉄道の探偵たちがビルの迫っていた。強盗たちは悪事に疲れ金をこさえて地道な生活に入りたいと思い始めた。最後の銀行襲撃が失敗し、そのドサクサにビルを射とうとしたレッドはかえり討ちにあった。山の隠れ家に、キャリーが訪ねてき、ビルに足を洗うように頼んだ。彼を愛し始めていたのだ。手下のダイナマイトが帰ってき、その義兄の鉄道輸送係の手引きで、列車輸送の金塊を強奪しようと持ちかけた。ビルは列車に乗りこみ、金塊を1つずつ落していった。が、待っていた仲間はスワンソンらに片はしから殺される。懸賞金ほしさの罠なのだ。レッドの情婦・シマロンのバラ(イヴェット・デュゲイ)の知らせで、ビルはダイナマイトを金塊と共につき落すと、パットの牧場に逃げ帰った。彼が眠っている間に、パットはサットンを呼び寄せた。彼と娘キャリーのためだと思ったからだ。サットンは公平に裁くと誓った。ビルはひかれていった。キャリーは彼の自由の日まで待つつもりだ。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る