少年時代(1931)

解説

「少年世界」と同じくレオン・ジャニー主演、ウィリアム・ボーディン監督になる映画である。原作はブース・ターキントンの小説で、それを「戦争」「摩天楼の巨人」のウォルデマー・ヤングが脚色した。助演者は「盗んだ結婚」「氷原の彼方」のジュニアー・コーラン、「導火線」のマット・ムーア、「王様ごっこ」のザス・ピッツ、マーガレット・マーキスその他でカメラは「法の外(1930)」「近代恋愛帖」のローイ・オヴァーボーが担任。

1931年製作/アメリカ
原題:Penrod and Sam

ストーリー

ベンロッドは天真爛漫な少年で、同じような少年サムと親交が深かった。ベンロッドの家の裏に空地があって少年達の遊び場所になっていたがその所にある納屋を利用して、二人が大将になって付近の少年を集めて倶楽部を作っていた。ベンロッドの愛犬デュークもその倶楽部員なのである。ところが付近に住むジョージ少年は大人びたマセた子供なので、この倶楽部に入れてもらえなかったのを両親に頼んでベンロッドの親に話してもらい、やっと入ることになるが、その入会式の時に羽目をはずしすぎベンロッドとサムはお互いに両親から叱られる。ある少女の誕生日の祝いに二人とも招かれることになるが、かねて二人とも仲よくしたがっていたマージョリイという娘のことからベンロッドとサムは大喧嘩をはじめ、祝いの会は未茶々々になってしまう。その頃、ベンロッドの愛犬デュークが自動車にひかれて死んでしまう。ベンロッドは納屋の付近に篤く葬る。しばらくしてベンロッドの父がその空地をロディーの父に売却するのでベンロッドはその空地で遊べなくなってしまう。愛犬デュークの墓があり、彼は離しがたい愛着を感じているのでベンロッドは様々にロディーの父に頼むが聞き入れられない。彼は悲観して、憂欝になってしまう。やがて両親はベンロッド少年の真情を察し、その空地を買い戻す。ベンロッド、サム、及びその一帯は再び空き地の天地に自由に跳ねまわることが出来るようになる。

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