豪勇キッド

解説

「テキサスの旋風」と同じくティム・マッコイが主演する西部劇で、クロード・リスターの原作をフォード・ビーブが脚色し、新監督デイヴィット・セルマンが監督に当たり、「テキサスの旋風」のベンジャミン・H・クラインが撮影した。助演者は新人シーラ・マナースを始め、「空軍の覇者」のジョセフ・ソーアス、「海の密室」のフーパー・アッチリー、オルドゥン・チェースその他の面々である。

1934年製作/アメリカ
原題:The Prescot Kid

ストーリー

メキシコ国境のサン・ロレンゾへの途中、不意に射撃された渡り者の牧童ティム・ハムリンはその相手と覚しき男を傷つけ、町察の許へ連れ込む。ティムは富める牧場主オルテガがブレスコットより招いた米合衆国の役人と誤認され襲撃されたのであるが、単身彼は町の酒場へ乗り込み、無頼漢に喧嘩を売られる。仲裁に立ったオルテガの友ウォルトンは彼をオルテガの牧場のドロレスの許へ牧童頭として紹介する。町を荒らし回る無頼漢の頭目は実はウォルトンだった。彼はティムを無き者とする計画で、医師の宅を訪問したおり彼を射撃するが。弾丸は流れて謎の負傷者を殺す。間もなくティムは真実の役人ウイロビーに会う。オイテガは牧場経営の資金を幌馬車に積んでの途中、又しても悪漢に襲われて傷つき、資金を奪われる。犯人はティムに類似した服装をしていたと言うので、ティムは強盗の嫌疑を受け、死刑に会おうとするが、駆けつけたウィロビーの奇略により、ウォルトンが真犯人である事を突き止め、ティムは晴れてドロレスと結婚する。

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