コンドルの砦

劇場公開日:

解説

動乱のメキシコを舞台にアメリカ情報将校たちの冒険を描いた作品。製作はヴィンセント・M・フェネリー、監督をポール・ウェンドコスと「新荒野の七人 馬上の決闘」のコンビ、脚本はスティーブン・カンデル、撮影アントニオ・マカソリ、音楽は「大脱走」のエルマー・バーンスタインが担当。出演は「ペンダラム」のジョージ・ペパード、「豹/ジャガー」のジョヴァンナ・ラリ、「クレムリンレター」のラフ・ヴァローネ、ピート・デュエル、ドン・ゴードン、ニコ・ミナードス、ガブリエル・ティンティ、ジョン・ラッセルなど。デラックスカラー、パナビジョン。1970年作品。

1970年製作/アメリカ
原題:Cannon for Cordoba
配給:ユナイト
劇場公開日:1970年11月3日

ストーリー

今世紀初めのメキシコ革命の動乱はアメリカとの国境に及び、事態を憂慮したアメリカ政府はパーシング将軍(ジョン・ラッセル)を派遣し警備に当たった。この地方は自ら「将軍」と称するメキシコ人、コルドバ(ラフ・ヴァローネ)を頭の群盗が残虐の限りを尽くしていた。警備隊の大砲も奪われたが、アメリカ陸軍としての出兵ができない。そこで情報将校ダグラス(ジョージ・ペパード)に、大砲の爆破とコルドバの生け捕りを命じた。彼はライス(ピート・デュエル)、ピーター(ニコ・ミナードス)、ハークネス(ドン・ゴードン)の3人の情報活動プロを連れて出発した。命令は、単独で行動すること、捕らえたコルドバはメキシコ陸軍グティアレス中尉(ガブリエル・ティンティ)に引き渡し、失敗してもアメリカ陸軍とは無関係だという非情なものだった。一行は無頼を装い、国境を越えてマデラの町でグティアレス中尉と会った。中尉はレオノーラ(ジョヴァンナ・ラリ)を伴っていた。彼女はコルドバに接近する手だてを持ち、また家族を殺し、彼女を手ごめにしたコルドバに復讐を誓っていた。全員が無事コルドバの城塞に入り、部下になったとき、いきなりレオノーラは中尉の正体をバラした。これはレオノーラがコルドバの信頼を得て、彼の身辺に近づく手だてのひとつだった。ダグラスは作戦をたて、部下に分担をさずけると、騒ぎを起こして牢にぶち込まれた。夜になり、アンディが手はず通り、ダグラスと中尉を脱獄させた。ハークネスとピーターは城塞の中のあちこちに爆薬を仕掛けた。コルドバがレオノーラとベッド・インしようとするとき、ダグラスが踏み込んだ。コルドバは引っかかったことを悟った。途端、大音響とともに爆発が起きた。コルドバを馬の背にくくりつけ、一行は銃弾の雨をくぐり抜けて城外に脱出した。無事に荒野へ逃れたのは、ダグラスとハークネスとレオノーラだけだった、コルドバは絶命していた。

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