荒原の死闘

劇場公開日:

解説

ウィリアム・モスが製作、新進フィル・カールスンが監督に当たった1949年テクニカラー映画。モートン・グラント原作を彼自身とドロシー・ヨースト(「高原の白馬」)が共同脚色し、撮影はハワード・グリーン(「ジャングル・ブック」)作曲はポール・ソーテル(「ネヴァダ男」)の担当。主演は「高原の夕焼」のロン・マッカリスターとペギー・アン・ガーナーで、プレストン・フォスター(「高原の白馬」)、フォレスト・タッカー、アーヴィング・ベーコン(「ママの新婚旅行」)らが助演。

1949年製作/アメリカ
原題:The Big Cat
配給:松竹洋画部
劇場公開日:1951年6月15日

ストーリー

都会育ちの子ダニー(ロン・マッカリスター)は仕事をみつけに南ユタ山地にあるナメシ皮工場にやって来たが、工場は破産しかかっていた。この土地の射撃の名人トム・エドガー(プレストン・フォスター)はかつて、ダニーの母に求婚して、彼女の弟ギル(フォレスト・タッカー)にさまたげられ二人の間には血まで見たことがあるが、ダニーの身の上を知って引き取ろうとした。過去のいきさつを知っている農場主マット(アーヴィング・ベーコン)はトラブルが起きるのではないかと心配したが、はたしてギルもダニーに一緒に住まないかと持ちかけ、トムと喧嘩を起したダニーはマットの娘ドリス(ペギー・アン・ガーナー)と仲良く暮らす一方、トムは山地に出没するビック・キャットと呼ばれる兇獣を求めて歩いていたが、ある日ダニーがトムの銃を森の中に置き忘れた時、兇獣はトムを襲って彼を殺害した。自責の念にかられたダニーは、獣のあとをつけてついにこれを銃殺し、ドリスを妻とするため山を下りることになった。

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