幸運デニー

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解説

「我が医者」と同じくウィリアム・A・サイター氏が監督し、レジナルド・デニー氏が主演する映画である。原作者はハリー・O・ホイト氏で、「私のパパさん」と同じくアール・スネル氏が脚色した。デニー氏の相手役は「ソレルとその子」出演のメアリー・ノーラン嬢と「珍サーカス王」出演のドロシー・ガリヴァー嬢との2人でオーティス・ハーラン氏、ブル・モンタナ氏、ウィリアム・ウォーシントン氏、ウィリアム・B・デイヴィッドソン氏、等の人々が助演する。

1928年製作/アメリカ
原題:Good Morning Judge

ストーリー

シカゴの100万長者の坊ちゃんで楽天家のフレデリック・グレイ君は、ボクシングが飯よりも好きで、ある晩、例によって試合を見ているうちに突如喧嘩が始まって、調子に乗り過ぎたフレディー君は、隣に居た男を引き叩いていい気持ちになったが、運の悪い事には、その殴られた男というのが裁判官であった。翌朝、100ドルの科料を申し渡されてフレディー君が困っているのを見た慈善家のジュリア・ハリントンという美しい娘さんが、それにすっかり同情し、科料を立て替えてくれた迄はよかったが、おかげでフレディー君は無頼漢と思い込まれてしまった。しかし、ひとめ見ただけで、すっかりジュリアに参ってしまったフレディー君は、今更本名も名乗れず、しかたなく悪党になりすまして、ノコノコとジュリアの経営する感化院について行った。ところが、感化院の書記エルトンという奴は、ジュリアに救われて以来、表向き紳士面をしているが、いつ飼い主の手に咬みつくか判らないという物騒な代物で、ある時、ジュリアの教化事業の義援金を募るため催されたグレイ家の夜会で、一仕事しようと企んだ。それを嗅ぎつけたフレディー君で、場所が自分の家だけに困ったが、でも彼はなけなしの知恵を絞った末、大いに武勇を発輝して、一同を袋叩きにしてしまった。そしてその上で始めて正体を明かして、ジュリアに結婚を申し込んだ。ジュリアがその申し込みに直ちに応じたのはいう迄もない所である。

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