恋の修羅城

解説

ウィリアム・ジエー・ロック氏作の小説を映画化したもおでジェームズ・クリールマン氏とギヤレット・フォード氏とが脚色し「死線に立つ」「鉄拳乱舞」等と同じくポール・H・スローン氏が監督した。主役は「復活(1927)」「霊魂の叫び」等出演のロッド・ラ・ロック氏で、対手役は「昨日への道」「東へ向く三つの顔」等出演のジエツタ・グーダル嬢と「滅び行く民族」「ボー・ジェスト(1927)」等出演のノア・ピアリー氏が勤め、アーサー・ホイト氏、クラレンス・バートン氏等が助演している。

1925年製作/アメリカ
原題:The Coming of Amos

ストーリー

アモス・バーデンはオーストラリアで広大な緬羊の牧場を経営している実裕な青年であったが、ある時風光明媚なリヴイエラに伯父を訪ねて赴いた。そして図らずもロシアから亡命した美しいナデイア公女と相識るに及んで、アモスは彼女と深い恋に陥った。ところがナデイア公女は心良からぬラモン・ガルシアの横恋慕され、執拗なガルシアの口説きに何時も悩まされていた。アモスの出現は端なくもガルシアの嫉妬と憤怒とを惹起こし、遂に2人は公女のことで決闘をした。そしてガルシアは敵を負傷せしめ乱暴にもナデイア公女を拐かして、奥地の己が古城に幽閉してしまった。アモスはガルシアを追跡して城内に忍び込み、ガルシアに危うく暴行されんとしていた公女を救った。激怒したガルシアと今は決死のアモスとは大格闘を始めたが遂にアモスはガルシアが溺れ死ぬる頃相抱いた恋人同志は帰路に就いた。

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