恋の勝馬

解説

「鵜の目鷹の目」「マラソン結婚」等に主演した喜劇俳優エドワード・エヴェレット・ホメーブス氏久し振りの主演映画で、ヴィクター・メイプス氏、ウィリアム・コリヤー氏合作の脚本を「アンクル・トムス・ケヴィン」のハーヴェイ・シュウシ氏が脚色したもので、原作はホートンしの当り芸の一つである。監督は「太平洋横断」「紐育狂想曲」のロイ・デル・ルース氏。撮影は「ノアの箱船」「栄光」のバーニー・マクギル氏。「紐育狂想曲」「明日の結婚」のパッシー・ルス・ミラー嬢が相手役で、エドモンド・プリーズ氏、エドワード・アール氏、スタンレー・テーラー氏などが助演している。

1929年製作/アメリカ
原題:The Hottentot

ストーリー

ペギー・フェーヤファックスの一家は馬気違いである。叔母のチャドウィック夫人はサム青年に頼まれてペギーに結婚を承諾させようと計画するが、他に方法がないので、サムを有名な馬術家サム・ハリントンであるといって紹介する。無類の荒馬「ホッテントット」号の持主でペギーの兄アレック、名馬「バウンティフル」の持主のペギーは競って自分の持馬に乗って貰おうとする。競馬は明日に迫っていたが、サム青年は大変な馬嫌いなので色々と当惑するが、ペギーの心を得るためには是非とも名騎手振り発揮しなければならないので、「バウンティフル」に乗る事を仕方なしに承諾する。ところがサムから大枚のチップを貰った召使は、過あれをいいドル箱にしていたので、もし彼が競馬で死んだりしては大変と考え、「バウンティフル」を隠してしまう。同じくペギーに恋していたラリーという男がサムと召使の密談を聞いていたので、皆の前でその事を発表する。馬は発見されるが、召使の計略通り食べ過ぎた為に競馬に出場出来ない。ペギーは落胆して絶望するが、競技場にサムが平然と現れるので驚く。サムは彼女の信用を取戻そうとして、誰も乗り手のない「ホッテントット」をペギーの名で買取ったのである。決死の勢いでサムは競技に出て結局優勝する事になる。そしてめでたくペギーの心を掴む。

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