国境飛行隊

解説

「兄貴は世界一」と同じくD・ロス・レダーマンが監督したもので、トムソン・バーティスの原作を「兄貴は世界一」のチャールズ・R・コンドンが脚色している。主演者は「二十四時間」「タッチダウン」のレジス・トゥーミー「私重役様よ」「摩天楼の狼」のアニタ・ペイジで「兄貴は世界一」のロバート・エリス及びウィーラー・オークマン、新人バーバラ・バロンデス、「天国爆撃隊」のジョージ・クーパー等が助演する。カメラは「米国の暴露」「ナイトクラブの女」のエディー・テヅラフの担任。

1933年製作/アメリカ
原題:Soldiers of the Storm

ストーリー

合衆国国境警備隊の1員ブラッド・アラートン中尉はメキシコ国境より潜入する麻酔剤及び外国人の密輸団を掃滅せよ、との命を受け、東部の刑務所に収容されている曲乗飛行家バッド・ラングトンの名を騙って、ベイ・ビーチの新設飛行場開場式に参加した。彼の空中に置ける離れ業に感嘆した市長アダムスの娘ナタリーはバッドと紹介されて恋仲となった。密輸団の団長は町でキャバレーを経営しているモランであるが、部下のドディーがモランを脅喝したので腹心のジョージに殺させてしまう。ドディーの恋人の踊り子ソニアは恋人の行方不明を審かりモランにうるさくたずねる。ソニアはバッドに紹介される。ソニアはかつてバッドと恋仲だったがアラートンのバッドは別人であるが、胸に1物ある彼女はそのことはモランには内緒にした。バッドはモランと連絡のあるチャック・ベイリーのサンタ・モニカ旅館を飛行機で訪れ、言葉巧みに取り入って密輸団専属の飛行家となる。一方モランはソニアを生かしとくのは危険と悟り、バッドをしてソニアをサンタ・モニカ旅館へ送らせる。旅館でバッドは素性を打ち明け、ドディーがモランに殺されたことをはなし、彼女に密輸団の事情を白状させる。ところが東部で本物のバッドが破獄を企てて看守に射殺された新聞記事で、バッドが偽物と知ったモランは電話でチャックにバッド殺害を命ずる。チャックは時計仕掛けの爆弾をバッドの飛行機の翼に仕込む。ところがバッドは事態急迫せるを知って、ソニアを救いチャックを捕虜として飛び帰る。途中で爆弾は爆発前に投下してことなきを得る。モランは市長アダムスを殺して自動車で逃走を企てる。帰り来てそのことを知った。バッドは飛行機で追跡し、モランとジョージを掃蕩する。天下晴れてアラートン中尉に返ってバッドがナタリーと結婚したことは言うまでもない。

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