激闘の天地

解説

「荒野の放浪者」「最後の一人迄(1923)」等と同じくゼーン・グレイ氏の原作で、アルバート・シェルビー・ル・ヴィノ氏が脚色し、「怒涛逆巻く」「荒野の放浪者」等と同じくアーヴィン・V・ウィラット氏が監督したもの。主役は「刺激を追う女」「滅亡への路」等主演のベーブ・ダニエル嬢、「山河轟く」「女性を讃えよ」等出演のロイド・ヒューズ氏、「駅馬車(1925)」「男子改造」等主演のアーネスト・トーレンス氏、「荒野の放浪者」等主演のメアリー・ビアリー氏等という良い顔振れである。今からや40年前のアリゾナ砂漠を背景の活劇である。

1924年製作/アメリカ
原題:Heritage of the Desert

ストーリー

アリゾナの砂漠地用では水に乏しいため水源地を手に入れようとする人々が多かった。オーガスト・ンーブの所有する土地からは良い水が出るのでマル・ホルダーネスはこれを買おうとしたが拒絶され、暴力に訴えてもこれを手に入れようと決心した。ナーブは放蕩息子のスナップを養女のメスカルと結婚させようとしていたが、彼女は都から来た青年のジャック・ヘアーを愛していたので、スナップとの結婚の当日砂漠のなかへ逃れ出た。ホルダーネスはスナップをも射ち倒し、メスカルを我が妻とせんとしたが、かえってホルダーネスの横暴に苦しめられていたインド人が町を襲撃して火を放つ。メスカルはホルダーネスの手下ディーンに拐され、ホルダーネスはナーブを殺そうとして彼の息子デーヴに倒される。ディーンは逃れる途中でヘアーに会い、争闘の末に殺され、ヘアーは恋人を救って荒廃した町に帰って来た。ナーブは二人の将来を祝福する。

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