ゲイティーの踊子

解説

英国の閨秀作家I・A・R・ワイリー女史の原作の小説「相続者」The Inshiritors をバーナード・マッコンヴィル氏が書き改め、フランク・ベレスフォード氏が撮影台本を作り「大颶風」「人類の心」等と同じくキング・バゴット氏が監督した。主役は「巴里の薔薇」「メアリー・ゴー・ラウンド」等出演のメアリー・フィルビン嬢で、相手はウィリアム・ヘインズ氏、ジョセフ・J・ダウリング氏、グレイス・ダーモンド嬢、フリーマン・ウッド氏等である。ロンドンの有名なゲイティー座を取り入れたロマンスである。

1924年製作/アメリカ
原題:The Gaiety Girl

ストーリー

英国名門のテュードル家では、当主のウィリアム老人が孫娘のアイリーンを相手に暮らしていた。アイリンは従兄のオーエンと恋仲であった、家が窮境に沈んで居城が人手に渡る頃オーエンはアフリカへ父の失った財産を取り戻しに出発したので、2人は悲しい別れをしなければならなかった。ロンドンに来てウィリアムとアイリーンとはその日の食にも窮していたが、アイリーンはテイティー座の唄女パンジーに救われ踊子となる事が出来た。城を手に入れたジョン・カーショウの息子キットはアイリーンの舞台姿を見て彼女に恋し、結婚を申し込む。彼女は恋人オーエンの死去の報を得て、祖父を城へ引き取る事を条件としてキットと結婚する事になったが、その晩に死んだはずのオーエンが帰ってきた。キットは墜落したシャンデリアにつぶされて死をとげ、オーエンとアイリーンとは昔ならがの古城に相抱いて喜びに泣いたのであった。批評ーフィルビン嬢のよい演技によって、実に面白い映画になっている。堂々たる大ヒットによって飾られロンドンの雰囲気もよい。(ニウス誌フランク・エリオット)

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