結婚の指環

解説

「オパールの輝き」以来久しく接し得なかったインス映画の花形エニッド・ベネット嬢の出演劇で、対手はジャック・ホルト氏、ロバート・マッキム氏、モード・ジョージ嬢が勤めている。監督は嬢の夫君のフレッド・ニブロ氏である。

1918年製作/アメリカ
原題:The Marriage Ring

ストーリー

優雅な娘アンは賭博者のヒューゴー・マートンスを悪人と知らず結婚する。ヒューゴーは1人の男をわが家に連れ込み、いかさま博奕で彼の所持金を捲き上げんとしたが、見すかされて妻諸共家を追われて終う。ヒューゴーは妻アンに如何なる手段にても金を作れと迫る。そして終には拳銃を取出して嚇すが、心正しきアンは何でこれが承えよう。その中に弾丸は発射され、ヒューゴーは床へ仆れた。夫を殺したと信じたアンは、怖れに駆られて無我夢中布哇に向う汽船に乗って逃れる。船中彼女は砂糖栽培業者ロドネイ・ヒースとその優しい母に逢う。そして若い2人の間には美しい恋物語が展げられて行く。ヒューゴーは傷が癒えるや布哇へ来た。彼は今や独探コスケの手先となって砂糖畑を焼払わんとしていた。そしてアンのこの地にあるを知ってわが許へ帰れと迫る。アンはヒューゴーの悪計を知りロドネイに急を告げに走るが、既に畑には火が放たれた。アンは原住民の力を借りて火を消したが、煙に捲かれて危い所をロドネイに救われる。ヒューゴーは犯せる罪の報い、大火傷を負って命を落した。

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