紅の大空

解説

エー・ビー・ヒース氏の原作をアンソニー・ポール・ケリー氏が脚色し「怪力無双」「以外の犯人」等と同じくジョン・G・アドルフィが監督したものである。「紅椿」「煉獄の花」等出演のロバート・フレイザー氏が主演し「恋の鉄條網」等出演のクララ・ボウ嬢、「天晴れ名投手」等出演のジョニー・ウォーカー氏、「無理矢理一万哩」等出演のヘレン・ファーガソン嬢等が共演するほか、ロバート・エデソン氏、ウォルター・マッグレイル氏、ガストングラス氏、ルース・ストンハウス嬢等の助演者も好い顔振れである。インジアンのカーデランチェは米国東部の大学で新教育を受けて集落に帰って来たが彼の新思想は歓迎されなかった。彼は白人を駆遂することの不可能を説き寧ろ白人にどうかする方が得策であると教えたが頑迷な種族の人々は白人を敵視し争闘をこととした。レミントン要塞の総監キンナード将軍の令嬢は若い将校連の望みの星であったが令嬢はバークマン中尉を秘かに意中の人としていたある説き将軍一行がインジアンに襲撃された時カーデランチェが救けたので破格にも彼が中尉に任命されてから令嬢の心は美しい異人に傾いていた。バークマン中尉口論して同僚を殴打した罪で位階を取り上げられた折柄インジアンとの交渉険悪となり開戦は避け難くなった。将軍はカーデランチェを令嬢に近づけまいとし人々の彼に対する冷遇に堪えかねて彼は要塞を去った。しかしインジアンの猛襲に要塞が陥落せんとした時彼は要塞を救い令嬢をバークマン中尉に譲り集落の娘ネスティを姻ったのであった。

1925年製作/アメリカ
原題:The Scarlet West

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