逆転殺人

劇場公開日:

解説

モント・ドイルの戯曲「殺人への道標」を、サリー・ベンソンが脚色、「侵略」のジョージ・イングランドが監督したサイコものサスペンス・ドラマ。撮影は「ランダース」のポール・C・ヴォーゲル、音楽は「泥棒成金」のリン・マレーが担当した。出演は「素晴らしきヒコーキ野郎」のスチュアート・ホイットマン、「パリが恋するとき」のジョアン・ウッドワード、「地底探検」のアラン・ネイピア、ほかにエドワード・マルヘア、ジョイス・ワースリーなど。製作はローレンス・ウェインガーテン。

1964年製作/アメリカ
原題:Signpost to Murder
配給:松竹映画
劇場公開日:1966年2月13日

ストーリー

喪心状態で妻を殺害したフォレスター(スチュアート・ホイットマン)は犯罪者精神病院に収容された。担当医フレミング(エドワード・マルヘア)は観察理事会に彼の回復を力説して釈放を請願したが、認められなかった。フレミングは彼を元気づけようと古い時代の法律に、脱走して2週間逃げおおせた者は釈放される、という条文があると語ったとき、フォレスターは何かを心に決めたようだった。その夜消灯の直前、フォレスターは見舞に来たフレミングを撲り倒して医師に化け、脱走してしまった。意識を回復したフレミングの連絡で捜索は開始されたが、当のフォレスターはある一軒家に忍び込んでいた。その家の主人は出張中で、妻のモリー(ジョアン・ウッドワード)が留守居をしていた。フォレスターはそこで見つけた猟銃でおどしたが彼女は意外と平静だった。捜索隊が来たときも白っぱくれた。2人はお互いに身の上を語り合った。その夜2人は求めあった。その頃、捜索隊はモリーの夫の死体を発見した。そしてその手口から犯人はフォレスターと結論を下した。モリーは死体確認に行ったが、そのときもフォレスターのことは口外しなかった。家へ戻ったモリーはフォレスターを夫殺しで激しく責めた。彼は妻のときと同じような暗示から、犯行は自分かもしれないと思いはじめた。再び警察がやって来た。今度はモリーの暗示で捜索隊は彼の所在を知った。猟銃を構えて一同の前に現われたフォレスターを、フレミングは必死になって説得した。観念した彼に刑事は矢つぎばやに質問、フォレスターはそれに答え、モリーとフレミングが各々状況を補足した。前後の殺害の模様が形を整えたが、不意にフォレスターは、そして刑事も同時に同じ考えにつき当った。彼は殺人犯に仕立てられたのだ。モリーとフレミングが共犯で巧妙に仕組んだ精神障害者を利用した犯罪であったことはすぐにばれてしまった。

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