「世界8番目の不思議~モンスター・ムービーの古典的傑作!」キング・コング(1933) syu-32さんの映画レビュー(ネタバレ)

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キング・コング(1933)

劇場公開日 1933年9月14日
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世界8番目の不思議~モンスター・ムービーの古典的傑作! ネタバレ

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世界的に有名な、巨大猿怪獣キング・コングの初登場作。本作が無ければ、一連のゴジラ映画も製作されることは無かったでしょう! 全ての特撮怪獣映画の元祖にしてもはや古典的大傑作です。

ストップ・モーションで撮影されたコングの動きは、まるで生きているかの如くです。今観ると若干動きがぎこちないようにも感じますが、後の円谷英二特技監督が、海外からフィルムを取り寄せて1コマ1コマ研究したというのも頷ける話です。クォリティがハンパない…。“元祖特撮技術”と言えるストップ・モーション・アニメの巨匠ウィリス・H・オブライエンのDNAが、“特撮の神様”円谷英二に受け継がれた瞬間のようで、感慨深いものがありますねぇ…。

髑髏島でのコングと恐竜たちとの壮絶な戦いや、クライマックスのエンパイアステートビル上での複葉機との攻防など、迫力の場面が盛りだくさんです。見せ場のつくり方のお手本みたいな感じ。

“美女と野獣”を連想させる悲劇的な物語も、本作の大きな魅力のひとつです。それに、アン・ダロウを巡るドリスコルとコングの、“男同士の対決”的な側面もありますね。

それにしても、アンがあまりにも災難続きで不憫です(笑) ジャングルで恐竜に襲われ、コングにいたずらされ、助かって帰って来たと思ったら、エンパイアステートビルのてっぺんまで連れて行かれて、周りは銃弾の雨あられ…。命がいくつあっても足りません。悲鳴を上げっぱなし。でもコングを怖がりながらも、いざというときにはその悲鳴で助けを呼ぶのですから、言ってみればしたたかな女なのかも…。

クライマックスで、コングは複葉機部隊から続けざまに銃撃を浴びて力尽き、エンパイアステートビルから転落して死亡してしまいます。
人間のエゴのために故郷である南海の島から大都会に連れて来られ、不安と恐怖から暴れ出したがために抹殺されてしまう悲劇…。人類の大自然への身勝手さを痛感しました。

「飛行機が殺したんじゃない。美女が野獣を殺したんだ」という印象的な名ゼリフが飛び出して幕を閉じます。何だか味わい深いセリフですよね。「何キレイごとみたいに言うてんねん!」と飛び蹴りしたくなります。お前が連れて来たからこうなってるんやろが!

哀感伴う痛切なラスト・シーンに、ただの怪獣映画で終わらない、決して色褪せないであろうテーマとドラマ性を感じました。

syu-32
さん / 2018年5月18日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  悲しい 楽しい 興奮
  • 鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波
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