ミラクルマン(1919)

解説

フランク・L・パッカード氏の原作による風刺劇で、かつて舞台上に演じられて大成功を博したことのあるもの。「七つの鍵」の主人公ジョージ・コーアン氏の脚色で、監督のジョージ・ローン・タッカー氏はこの作品によって一躍メイフラワー社の幹部監督となった。1919年度における傑作映画の1つに数えらるべきもの。「男性と女性」で認められたトーマス・ミーアン氏「宝島(1920)」「ヴィクトリー」等の悪役ロン・チャニー氏、喜劇界から昇進したベティー・カンプソン嬢、この3人が腕一杯の演技を見せる。その他ジョセフ・J・ダウリング氏やルシル・ハットン嬢、エリノア・フェアー嬢等が出演している。「特色あり、すさまじき大作品」とニュース誌は評している。

1919年製作/アメリカ
原題:The Miracle Man

ストーリー

ニューヨークの中華街の根拠として悪事の数々を働く悪漢の一団があった。団長をトム・バークと言い、手下にはローズと言う花恥ずかしい美人や、フロッグ、ドープ等言うあだ名の悪漢たちがいた。トムは新聞紙によって、近くの村に住む盲目で口がきけない医者が色々の奇跡を行って人々の病を治すに妙を得ていることを知り、これの医者を利用して人儲けすることを企む。彼らはその医者の家に同居し、巧みなる広告や詐欺によって一身代を築き上げる。しかるにこの間に彼ら悪人の霊魂は老医者の奇跡によって潔められ、彼らも正しき道を歩む人間となる。そして強き恋がトムとローズとの間に湧き、フロッグもドープもいずれも相当の配偶者を得るにいたった。

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