危機の男

劇場公開日:

解説

ジョージ・タボリの原作小説を「エルマー・ガントリー 魅せられた男」のリチャード・ブルックススが脚色・演出したアクションもの。撮影は「パリの恋人」のレイ・ジューン、音楽は「エル・シド」のミクロス・ローザが担当した。出演は「ミンクの手ざわり」のケーリー・グラント、「アラビアのロレンス」のホセ・フェラー 、ポーラ・レイモンド、ギルバート・ローランド、シグネ・ハッソなど。世界的ギタリスト、ビンセント・コメツがギター演奏で特別出演している。製作はアーサー・フリード。

1950年製作/アメリカ
原題:Crisis
配給:東京第一フィルム
劇場公開日:1964年12月10日

ストーリー

南米の某国では大統領ファラーゴ(ホセ・フェラー)の独裁政治に国民の怒りは頂点に達していた。新婚旅行で立ちよったアメリカの脳外科医ファーガソン(ケーリー・グラント)はすぐにその国を立ち去ろうとしたが、国境で捕まり大統領官邸に連行された。悪性の脳腫瘍に侵されている大統領の手術をするためであった。1度は迷ったものの医者としての当然の義務であると考え、彼は手術を承諾した。ある夜外出したファーガソン夫妻は、革命軍の首領ゴンザレスと出会った。彼は国民のため、ぜひとも手術を失敗させ大統領の生命を奪ってほしいと言ったが、ファーガソンは拒絶した。街での暴動は日増しに激しくなり、ファーガソンは妻ヘレンを国外に送り出した。しかしゴンザレスが列車内のヘレンを監禁し、大統領の生命が無事な場合は彼女の生命はもらうという脅迫の手紙を出した。だがその手紙は大統領夫人の手で焼却されてしまった。何も知らないファーガソンは手術を始め、無事大統領の生命をとりとめた。その後ゴンザレスから、ことの次第を聞いたファーガソンは大統領をせめたが、彼はファーガソンに拳銃を向けるのだった。その時革命派が官邸をとりまき、大統領は狂乱してその場に倒れ、夫人も革命派の弾に倒れた。革命は成功したのだ。ヘレンの無事を喜んだ時、ゴンザレスが流れ弾にあたって倒れた。ファーガソンは医者としての義務から彼に手当を施した。

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