虚栄の市(1923)

解説

1848年出版されたイギリス文豪サッケリ原著の『虚栄の市』を、ユーゴー・ボーリンが脚色及び監督したもので、主役は「真夏の空の下」等主演のボーリン夫人メーベル・ボーリン、「ロジタ(1923)」出演のジョージ・ウォルシュ、「富の群る者」出演のホバート・ボスウォース、「春来りなば(1923)」出演のハリソン・フォード、その他エリナー・ボードマン、アール・フォックス等の顔振れである。

1923年製作/アメリカ
原題:Vanity Fair

ストーリー

大奈翁時代のロマンスである。ベッキー・シャープは美しい乙女であったが、男性の心をもてあそぶことに生来興味を感じている、いわば淫奔な女であった。彼女が学校生活を終わって、学友アメリカの家を訪れた時、アメリアの兄ジョゼフは彼女を恋したが、その恋は遂げられベッキーはピット・クロウリー卿の邸に家庭教師として住み込むことになった。彼女は美しい陸軍大尉ロードン・クロウリーと秘密に結婚して、夫のわずかな収入で生活せねばならなくなった。虚栄心高い彼女は次第にこれにあきてきた。一方アメリアはドービン大尉の求婚を退けて幼友達のジョージ・オスボーンと、結婚したがベッキーはジョージと秘かに恋を語る身となった。ナポレオンとウォータールーの一戦に、ジョージは戦死し、ベッキーの夫ロードンも彼女とステイン卿との関係を知って彼女のもとを去る。ベッキーは再びアメリアの兄ジョゼフを魅してアメリアの家に帰ってきて、彼女の亡夫ジョージが自分に送った恋文を見せて、亡夫に貞節を守ってドービン大尉との結婚をちゅうちょしていたアメリアを結婚させる。ベッキーはその後ジョゼフに譲られた財産でロンドンで平和な生活を送った。

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