歓楽の女

解説

かつて「暗黒界」や、近く「南軍の花」に出演したブランシュ・スウィート嬢が、ハムプトン社で撮し、パテーから発売した映画の第一回作品で、対手は「ミッキー」や「ふるさと」出演のウィーラー・オークマン氏と、「西部の人々」出演のウィルフレッド・ルーカス氏。監督は「カム王国の小羊飼」と同じウォーレス・ウォースリー氏である。

1919年製作/アメリカ
原題:A Woman of Pleasure

ストーリー

英国の片田舎に、病気で口喧しい父に甲斐甲斐しく仕える小学校の女教師アリスという若い婦人があった。一日アリスはジョン・ターンブル卿が1人の男と争って彼を崖から投落したのを見た。罪の発覚を怖れたジョンはアリスと結婚して沈黙を守らせんとする。娘は心進まぬ乍ら父の命に止むを得ず卿との結婚を承諾した。父の死後は彼女は夫に事毎に金が欲しい為結婚したと罵られつゝ悲しい日を送っていた。その中卿は管理者ラルストンの報告に従い、アリスを連れて南米に渡り、所有地が原住民に襲われるのを調査しようとした。惨虐なジョンの獣性は度々発揮された。アリスとラルストンと孤児ダンニーの間には温い友情が醗されて行く。ある日一行は原住民の襲撃を受け、ジョンは天罰を被った。

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