彼女の払った償

解説

デイヴィッド・グラハム・フィリップス氏の小説に基づき、ユ社の連続を数多く監督したヘンリー・マックレイ氏が監督したもの。主役は「女性の敵」主演のアルマ・ルーベンス嬢、「砂漠の星影」等出演のフランク・メイオ氏で母の虚栄が年若い娘を苦しめる経路を描いた社会劇である。

1924年製作/アメリカ
原題:The Price She Paid

ストーリー

ミルドレッド・ゴウアーの母は虚栄の強い女で、亡夫の遺産も使い果たし、今は借金取りに責められていたので、ミルドレッドは母を救うため、金のあるシッダル将軍を結婚する事を承諾した。結婚式は盛大に行われたが、シッダルは金持ちであるが野卑な男で、ミルドレッドは泥酔したかれを我が室へ入れる事を拒んだ。シッダルは怒りの余り気を失ったので、ドナルド・キースという医者が迎えられた。ドナルドとミルドレッドとは数日前偶然公園で会って、お互い憎からず思い合った仲なので、彼女は彼を見るにつけても今の境遇が呪わしく、意を決してシッダルの家を出た。彼女がシッダルの計略に陥ってヨットに乗せられた時、失恋したドナルドは大汽船に乗って遠い旅行に出発しようとしていた。彼は望遠鏡で、ヨットにミルドレッドのいるのを知り、ヨットが火災を起こした時身を挺して彼女を救った。

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