火中の英雄

解説

「名探偵サンダース」「鉄拳王」等と同じくロバート・ディロン氏が台本を書き氏自ら第一回監督作品として監督製作したもので、主役は「恐怖の街」「素敵な一夜」等主演のハーバート・ローリンソン氏で相手役は新進のブレンダ・レーン嬢が演じている。

1925年製作／アメリカ
原題：The Flame Fighter

ストーリー

消防部長ベーカーの娘アリスは消防夫の寡婦や孤児を救済した功により名誉組長になっていた。部長の秘書ダーシー・ジョンズは社交界の落後者でアリスと結婚して財政の快復をせんと目論でいた。ジョンズは建築請負業テアーニーと結んで消防署新築の際利益をむさぼった。ある日アリスが会を催した時ジャック・スバークスは彼女の家に来ていた。ジャックは有望な消防夫だった。長屋に火事が起こった時ジャックは危険に瀕したアリスとその父を救った。テアーニーはベイカーを退職させようという企みを始めた。それを知ったアリスは父を護ろうとして危険の中に飛び込む。快男児ジャンクはアリスを守って奮闘する。