カセリンの生涯

解説

英国の閨秀作家エリノア・グリン女史の原作に或る小説をウィリアム・ニール氏が監督したもので、主役は「死人無言」等主演のキャサリン・カルヴァート嬢でクロフォード・ケント氏とフレッド・バートン氏とが相手役である。

1919年製作/アメリカ
原題:Career of Katherine Bush

ストーリー

カセリン・ブッシュは英国の貧しい家庭に生まれた美しい娘であったが、華やかな社交界に入る為にはどんな事でもしようと言う程の強い憧れを抱いていた。之に乗じたのが、ジェラルド・ストープリッヂという貴族で、カセリンは2晩彼と共に過ごしたが、それは彼女が想像したように楽しい結果を生まなかった。幻滅の苦い涙を隠してカセリンはガリバーディンという身分の高い夫人の許へ秘書として雇われる事に成り、上流社会の贅沢な生活に入る事が出来た。彼女はモードリン公爵を恋し、公爵また彼女を愛して結婚を申し込む。カセリンはかつて犯した過ちを公爵に告白したので、公爵は失望して一時彼女を去った。けれどもやがては広い彼の心が彼女を許し温かい愛に抱かれる日が来たのであった。

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