女から女へ

解説

フランセス・ノードストローム女史作の喜劇を映画化したもので、ジェームズ・L・キャンベル氏が脚色し、「百貨店」「女王蜂」「暗の小路」等と同じくフランク・タトル氏が監督し、「女心を誰か知る」「姫君と給仕」「恋に身を焼く」等出演のフローレンス・ヴィダー嬢が主演している。助演者は「ロッキーの薔薇」「恋愛講座」等出演のセオドア・フォン・エルツ氏、「雀」「芝居の世の中」等出演のロイ・スチュアート氏、を始めヘッダ・ホッパー嬢、ジョイス・コード嬢、等である。

1927年製作/アメリカ
原題:One Woman To Another

ストーリー

女流小説家リタ・ファーレルは青年ジョン・ブルースと婚約の間柄だったが彼女は自分の仕事に熱中して結婚に就いては冷淡な様子なのでジョンは気を揉んで話を進めようとするのだったがその度毎に邪魔が入ってしまうのだった。今日しも結婚話が纒りかけた時突然リタの兄で牧師のロバートがやって来て6個月間遠方へ旅をするから子供の世話を頼むといって悪戯つ子2人を置いて行った。その子供達が猩紅熟に罹ったのでリタの家は交通遮断を受けた。かねて金満家のジョンに目星をつけていた社交界で有名な妖婦クレーア・チャピンはこの機を逸せずジョンを誘惑しに掛った。それと知らぬリタは子供たちを連れて避暑に出掛けた。その留守中にクレープは計略を廻らしジョンとただ2人自動車内で夜を明し、それを口実に彼に結婚を迫った。このことを友人のオリヴから聞いたリタは早速帰宅してジョンを取戻す策略を案出した。彼女はジョンの留守中にその家に忍び入り寝巻姿でジョンの帰宅を待受けた。そして一方オリヴは時間を見計ってジョンの家へクレープを連れて行ってこの様子を見せることになった。ところが意外にもリタの兄ロバートがその夜帰って来てジョンの家に泊ることになり、ここにジョン、リタ、ロバート、オリヴ、クレープの5人が顔を合せ、隱そうと思うことが曝れ、云おうと思ったことが云えぬ始末となったが結局ジョンとリタとはお互いの心を知って和解した。

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