鬼のはにかみ

解説

ドロシー・ギッシュ嬢主演の軽い社会劇で、お馴染みの深い俳優ぞろいである。監督は「名物女」「鉄火のネル」等と同じエルマー・クリフトン氏である。

1918年製作/アメリカ
原題:The Hope Chest

ストーリー

名門バランタイン家の一子トムは父母が彼を財界の大物、社交界の流行児たらしめんと考えているにもかかわらず、至極平民的な男で、自分が経営する菓子店の娘売り子シーラと仲良しとなり、勝手に結婚してしまう。父母はこれを知った時、2人を別室に住居させ、その家庭の世話になっている女のエセルや、よくこの家庭を訪問しに来るラウンスベリーという男等を巧みに操縦して、2人の仲を割こうと試みる。その計画はまあまあ的中して勝気なシーラは怒って寄席芸人をしている気軽な父の許へ帰ったが、熱心なトムがその跡を追って行ったので誤解も解け3人でささやかな幸福を楽しむこととなる。トムの父もやがてこの2人を許した。

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