おしゃれの王様

解説

「黒鯨亭」「激情の嵐」のエミール・ヤニングスが主演するもので、ピエール・ルイス作の「ボーゾー王の冒険」の映画化である。監督は「人生謳歌」「OF氏のトランク」「モスコウの一夜」のアレクシス・グラノフスキーが任じ、撮影は「リリオム」「ダンテの地獄編」のルドルフ・マテの担当である。助演者は「最後の億万長者」のジョゼ・ノゲロ、「泣き笑い千法札」のアルマン・ベルナール、「パリ-ベルリン」のジョゼット・デイ、「裁かれる魂」のシドニー・フォックス、「狂乱のモンテカルロ」のラシェル・デヴィリスである。なお音楽は「パリ-ベルリン」のキャロル・ラトハウスが担当し、英語台詞及び歌詞はクリフォード・グレイが執筆した。

1933年製作/アメリカ
原題:The Merry Monarch

ストーリー

地図には載っていないある孤島にトリフェームという国があった。常夏の平和なその島に、ある日突如として飛行機を操ってジリオという飛行かが舞い降りた。その日は王様の愛娘アリーヌ姫17歳の誕生日で、彼は早速ボウゾール王の御前に召し出されたが、機知に富んだ彼は王のお気に行って賓客として待遇される事になり、やがてアリーヌ姫と恋を語る身となった。しかし姫は重臣タキシス等に恋を妨げられるの嫌って失踪した。驚いた王は直ちにお忍びで姫を探しに旅立ったが、ある農場で秘かに城を抜け出てきた侍女のディアーヌと相会し、2人はヨットで海上にのがれて楽しい日々をば送った。そして姫の行方を探しながら海上をさまよっていた王の船は、ついに進路を見失ってしまった。一方ディアーヌが先駆けして王様の愛を得た事に不満を感じた他の侍女達は、一同協議して王様の身を思う余り、大挙して行方不明の王様を探しに出かけた。一方ジリオは苦心の末にアリーヌ姫の居所を捜し当てたが、今又王様の行方不明を聞き飛行機に乗って求め探した。しばらくして海上に漂う王様のヨットは、ジリオの飛行機に発見され、王様とディアーヌは無事にトリフェームへ帰国する事が出来た。御殿では侍女達が騒動を起こしていたが王様のご帰国で無事に納まった。ジリオは効によって此の国の宰相に任ぜられアリーヌ姫との結婚を許された。そしてポウゾール王もディアーヌを王妃とし、四海波静かにトリフェーム国は益々栄えたという。

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