映都万華曲

解説

「大学祭り」と同じくディック・パウエルがローズメリー・レーンを相手に主演するミュージカル物で、「大学祭り」の脚色に協力したジェリー・ウォルドがモーリス・レオと合作したストーリーを「題がK祭り」に協力したリチャード・マコーレイと3人で協力脚色し、「大学祭り」のフィナーレや「就職戦術」を監督したバスビー・バークレーが監督二当たり、「小公子」のチャールズ・ロシャーが主として撮影した。共演者は「大学祭り」の故テッド・ヒーリーおよびジョニー・デービス、「札つき女」のローラ・レーン、「唄う陸戦隊」のヒュー・ハーバート、「踊るブロードウェイ」のフランセス・ラングフォード、「ジャズと艦隊」のグレンダ・ファレル、「真珠の首飾」のアラン・モウブレイその他で、レイモンド・ペイジ管弦楽団およびベニー・グッドマンのバンドが演奏に出演し、ルーエラ・パーソンズ、ジェリー・クーパー、ケン・ナイルス等が特別出演している。

1937年製作/アメリカ
原題:Hollywood Hotel

ストーリー

カンサス市でベニイ・グッドマン管弦楽団の一員であったロニー・バワースは、一同に送られて映画入りのためハリウッドへ出発した。飛行場へ下りるとオール・スター映画会社の宣伝部長ウォルトンが出迎えて、彼をハリウッド・ホテルへ連れていく。今まで見たこともない立派な部屋に案内去れて彼は有頂天である。その夜同社のスターでわがままな女優モナ・マーシャルは例によって機嫌を損ね、アレクサンダー・デュプレと共演した映画のプレビューに出ないと言い出し、勝手に姿を消してしまう。ウォルトンは窮余の一策としてモナの替え玉を見つけ、彼女の素顔を知らぬ新米のロニーに動向させることにある。そして替え玉として選ばれたのはモナに瓜二つの女給バージニアだったが、何も知らぬロニーは大女優のお供ができて大喜びである。ところが新聞でこれを知ったモナは、替え玉とロニーをクビにしなければ退社すると脅かしたので、会社では止むなく二人をクビにする。悲観したロニーがハリウッドを去ろうとしたとき、写真屋のファジーが彼の代理人になって映画俳優にしてやろうと約束する。しかし仕事がなくて二人が食堂の皿洗いになっていたとき、デュプレーの映画で彼の代わりにかげ唄を歌う仕事をもらうが、その映画が封切られると俄然デュプレーの美声が大評判なのでロニーは腐って姿を隠す。その頃ハリウッド・ホテルの招聘でベニイ・グッドマンの一行がやってくる。ロニーを愛しているバージニアは、ウォルトンの言い付けで彼を探す。そしてルエラ・パーソンス司会のハリウッド・ホテル蘭の間からの放送に、デュプレーの代わりにロニーを出演させる。彼の美声はたちまち認められ、オール・スター社と契約がなり、ロニーは仕事と同時にバージニアの愛を得る。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る

他のユーザーは「映都万華曲」以外にこんな作品をCheck-inしています。