アリゾナ(1918)

1918年製作/アメリカ
原題:Arizona

ストーリー

アリゾナに駐屯する第11騎兵隊のデントン中尉(ダグラス・フェアバンクス)は、アラヴエイバ谷に大牧場を経営するキャンビー氏(セオドア・ロバーツ)の愛娘ボニータ(マージョリー・ドゥ)と相思の仲であった。ボニータの姉のエストレラ(キャスリーン・カーカム)は、駐屯軍の指揮官ボンハム大佐の妻であった。ところがエストレラは、30も年の違う夫に飽きてホッジマン大尉(ハリー・ノースラップ)の甘言に迷わされ、道ならぬ不義の快楽に耽っている。デントン中尉は牧場に開かれた舞踏会の夜、2人が駈け落ちの相談をするのを聞いて驚く。男らしい彼はホッジマンを責めてエストレラから捲き上げた宝石を取り返し、痛快に殴りつける。そしてエストレラのもとへ行き、その不心得を戒めているところへ、不意にボンハム大佐が帰ってくる。大佐に2人の仲を疑われたので、いつか真相の判る時もあろうとデントン中尉は辞表を出し、キャンビー牧場の牧童頭となる。米西戦争が起こった時、彼は義勇軍を組織して大成功をたてた。デントンとボニータの結婚が許されようとした時、ホッジマンが現われて彼を中傷したが、キャンビー氏が彼を射つ。やがてボンハム大佐は真実を知り、デントンの復職を許す。喜びのラッパが高く響くのだった。

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