欺かれた恋

解説

ルシエン・ハバード氏とドリス・シュローダー女史が共同で原作及び脚色し、ユ社の監督となったキング・バゴット氏が第1回の作品で、主役はカーメル・マイアース嬢である。ウァールド誌は「この映画を成功させた2つの明らかなことは監督の優秀なことと、持ち役にぴったり適合した俳優が使ってある。」と評している。

1921年製作/アメリカ
原題:Cheated Love

ストーリー

背景はニューヨークユダヤ人の街ゲットーでロシヤからここへ八百屋をしている父アブラアム・ショネマを訪ねて到着した娘ソニヤはデイヴィッド・ダールマンに恋される。しかし彼女の心はオデッサにある恋人ミスチャを想っていた。ミスチャは野心のある医者で、ソニヤの仕送りで勉学のため米国へ来た。しかし程なく彼は金持ちの娘の方へ近づいていってソニヤを捨ててしまう。その上ならずソニヤは勤める劇場で、主役女優ヤズルカから美貌を嫉まれて解雇される。この時ボイラーの爆破から火災が起こったが、ソニヤは舞台に出て歌を歌って人々を鎮める。ミスチャが再びソンヤの許に帰って来た時、すでにソニヤはデイヴィッドの恋を容れていた。

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