割れても末に

解説

ウォッシバーン喜劇「禁酒御免」其他の原作者でお馴染みの舞台喜劇作者ジョージ・ブロードハースト氏原作の舞台劇をクララ・S・ベランジャー女史が脚色し、ウィリアム・C・デミル氏が監督したパ社映画である。「黎明の大河」等のジャック・ホルト氏、「運命の孤児」等のアグネス・エイアース嬢の共演で、尚最近同社スターに昇進した報のある愛嬌者ウォルター・ハイアース君が主要な1役を演じている。

1922年製作/アメリカ
原題:Bought and Paid For

ストーリー

ヴァージニア・プレインは或る大ホテルの交換手であった。彼女が富豪ロバートに深く想われていながら少しも相手にしない心が彼女の妹ファニーや、ファニーの恋人ジミーにはわからなかった。ロバートはやっとファニーやジミーといっしょという条件でヴァージニアを晩餐に招待した。ロバートの紳士らしい忍耐はやがて酬いられヴァージニアは彼の求婚を許した。彼女は心から夫を愛し得る様になり、之れも夫婦になったジミーとファニーのお陰で贅沢な夢を結べる様になった。困った事にロバートは段々飲酒癖が深くなり或夜泥酔の極、妻に「お前は金で買ったのだ」という暴言を吐いた。ヴァージニアは禁酒を誓い得ぬ夫を残して家を出てしまった。しかし互いに2人は平気な顔をしながら実は寂しかった。更に閉古垂れたのはロバートのお陰を蒙れなくなったジミー夫婦であった。気軽者のジミーが、ロバートとヴァージニアとの仲を再び結び、自分もまたお陰に有りつける様になったのはその後勿論間もない事であった。

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