劇場公開日 2013年4月20日

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「感じたままに・・・。」ペタル ダンス ヴァルさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0感じたままに・・・。

2014年2月14日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

難しい

予告編を見てある程度覚悟が出来てはいましたが、やはりかなり独特の世界観を持った作品でしたね。
この世界観が好みか好みじゃないかで言えば、私はどちらかと言えば後者の方だったかなと・・・。
特にこれと言ったことが起こる訳ではないアートのような作品でしたので、かなり見る人を選ぶ作品だった気がしました。
キャスト目当てで鑑賞した分、まあとりあえず最後まで普通に見ることは出来ましたが、心揺さぶられるような感情を抱くまでには至らずでしたかね・・・。

この映画は何やらほぼ役者のアドリブに近い形で作られた映画なんだとか?
監督がある程度のシチュエーションを伝え、それを役者は感じたままに演技し、それを長回しで撮影すると。
石川寛監督に詳しい方が見たら当たり前のことなのかもしれませんが、私は初見だったので、なかなかその独特の世界観に入り込むことが出来ませんでした。
まあ宮崎あおい、安藤サクラ、吹石一恵、忽那汐里と言った著名女優陣の素の演技を見れたことに関する喜びは感じれましたが、全体的な満足度としてはもう一歩な感じでしたかね。

ただこの映画を見たことによって、いつの間にか会わなくなってしまった昔の友人のことを久しぶりに思い出させてもらいましたよ。
何で会わなくなったのだろうか、今会うとしたらどんな顔をして会えばいいのだろうか、今も友人と呼べるのだろうか、等々・・・。
劇中の6年ぶりに会う友人との対面シーンに関しては、本当に興味深い目線で鑑賞させてもらいました。

でもはっきりこれと言う答えのない映画でしたので、まあそれが良かったような、モヤっとしたものが残るような・・・とにかく不思議な感覚に陥りっぱなしの作品でした。

ヴァル