劇場公開日 2013年12月14日

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「大原櫻子の歌に尽きる!」カノジョは嘘を愛しすぎてる ヴァルさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0大原櫻子の歌に尽きる!

2014年1月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

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萌える

いかにも少女漫画な作品の中では、かなり面白い映画だったと思いました。

単純な恋愛物ではなく、近年の音楽業界の裏事情を色濃く盛り込んだ内容になっていたのが私的に興味深く見れた一番の要因でしたね。
まあ作品の出来云々と言うよりかは、好みの問題による部分が大きかったのかもしれませんが。
佐藤健が演じた主人公の秋が抱えるジレンマじゃないですが、音楽は今や作品と言うよりかは商品の時代になってますからね。
私も何だかんだで売れ線の曲を聴いて一喜一憂しているタイプなので物凄く耳の痛い話でしたが、本当は誰が作っていて、本当は誰が演奏していて、本当は誰が歌っているのか・・・それを考えてしまうと、歌に感動できなくなってしまいそうで何だかちょっと怖いです・・・。
でも、反町隆史プロデューサーが言うように、売れなきゃ、人に聴かれなきゃ何の意味もないのもまた確かな話で・・・。

でも、そんな中で登場した大原櫻子演じる理子の歌声を聴いた時には、思わず鳥肌が立ってしまいましたよ!
これは人を惹きつける声ですね。
彼女の存在だけでもうこの映画は◎です。
人の心を動かすことができる音楽には、まだまだ無限の可能性があるのかも・・・と思わされてしまうような素晴らしい歌声でした。

まあツッコミどころも多々ありはしましたが、音楽業界の裏側、大原櫻子の歌声、そして佐藤健と大原櫻子のピュアな恋愛描写で、私は存分に楽しむことが出来ました。

ヴァル