劇場公開日 2012年8月11日

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「「桐島組」の流血の意味」桐島、部活やめるってよ Yuyujetkeyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5「桐島組」の流血の意味

2013年1月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

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Yuyujetkey
まきさんさんのコメント
2013年3月1日

菊池の「できるヤツはなんでもできるし、できないヤツはなんにもできないって、それだけの話だろ」という科白がラストに繋がるシーンは、この映画を鑑賞して最も心に残りました。

菊池の科白は他者を見下しているわけではなく、一般論としてそうだろというように言っているように聞こえるんですよね。そしてその中では無意識にも自分はできるヤツ側だという認識が含まれている。

だからこそ、前田と対峙した時に自分に何もないと気づいてしまうあのシーンが一層深い味わいを持って胸に迫ります。
前田はできないヤツ、でもやりたいことに真摯に向き合い、また自分の身の丈をきちんと認識している(好きなことでプロにはなれないとわかってる)。俺はできる側だと思っていたのに…という。

桐島の不在によって浮かび上がる自身とは何かという問いに対する心の揺らぎが、見事に表現されていたシーンでした。

まきさん