劇場公開日 2012年2月18日

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「映画らしい「夢」を観れる作品かも」昼下がり、ローマの恋 緑のカエルさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0映画らしい「夢」を観れる作品かも

2012年7月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

とあるアパートの住人達の恋にまつわるお話が、3部構成になっているという映画です。
それぞれが完全に独立している訳ではなく、さりげなくそれぞれの主役たちがさりげなく各話にからんでたりします。これは、よーく観察していると気づくシーンが多々あります。一度観ただけではなかなか気づかないくらいさりげないですよ!
特に最も難易度が高いのは、予告編に2部で登場するエレーナが後姿でマンションに遠目に映っていたりもします(コアな話になりましたね 笑)

全般を通して笑いのエッセンスが多く含まれていて、音楽も各シーンに見事にハマっていて、
実に心地よく、ほろっとくるシーンも多いです。

もしかしたら僕だけかもしれないですが、1部の青年が婚約者のもとに帰りづらくなる葛藤の心境を打ち明け、海で俺をさらっていけってシーンがあるんですが、そこが実に気持ちがわかってしまって、ひとり号泣してました・・。
ミニシアターで満席だったのですが、隣の初老の女性に思わず気づかれたのか「え、そこで
泣いてるの!?」みたいな雰囲気が一瞬ありました(苦笑)
まあこの話、3部作とも全て年下の女性(デニーロの話に至っては2まわり下くらいかな)との
男の夢物語ですから(笑)
男性受けは特にいいと思いますが、けっこう女性も楽しんでいる様子でした。
2部の○ゲ頭のおっちゃんがイイ味の演技でキラキラ輝いてますよ(笑)

BGMも心に響く感動的な曲の数々。
この作品は「Manuale d'amore」の3作目ということで、おもわず1・2作目を購入してしまいました。
数名の俳優さんは3作共でてたりします。
こんな味わい深い面白い作品が全国系列で上映されないのは寂しいですね。

実はこの作品、音楽も含めて生涯ベスト入りしました!

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緑のカエル