劇場公開日 2012年10月26日

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「イランの歴史、政治に興味が湧く、嘘のような本当の話。」アルゴ やべっちさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5イランの歴史、政治に興味が湧く、嘘のような本当の話。

2020年5月9日
iPhoneアプリから投稿

暴徒化したイランのデモからの国外脱出劇、嘘のような本当の話。

言葉は悪いが、暴徒化したイラン民がまるで原人のように描かれており怖い一方で、その国外脱出方法がいい意味でふざけてるので、コメディ的に捉えられなくもなく、なんかどっちつかずのふわふわした気分に。演出が淡々としすぎているので、後半まで割とダラダラしている印象。

ただ実際に描かれる後半の脱出劇はハラハラ度がすごく、後半で0.5点加算の3.5という感じ。

凡作よりの秀作といったところ。観た方がいいとは言わないが、観ても悪くないかなといったところ。

映画内で、あそこまでイラン民に憎まれるパーレビ国王とは?、逆に称賛されるホメイニとは?など、イランの歴史、政治には興味が湧く作品ではあろう。

やべっち