劇場公開日 2012年3月16日

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「【マーガレット・サッチャーとメリル・ストリープの生き方、魂がダブって見えた作品】」マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【マーガレット・サッチャーとメリル・ストリープの生き方、魂がダブって見えた作品】

2019年7月1日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

 私の記憶では、首相就任後、強硬な政治姿勢を労働者階級から批判されていた記憶が微かにあり(私が覚えているのは当時ブリティッシュ・ロックを牽引していた「The Smiths」の強烈な批判コメントの数々)、良いイメージが無かったサッチャー首相だが、この映画を観て少し彼女の印象が変わった作品。

 この映画は首相就任前の彼女の政治姿勢と、3度保守党党首として総選挙に勝利する過程や首相就任時の出来事の数々
1.支出削減制作
2.フォークランド紛争
3.人頭税の導入 ・・・・

 そして、首相を退いてから認知症を患いながらも前向きに、高邁で強固な意思を持って生きた稀有な一人の女性の人生を描き出した秀作であった。

<2012年4月8日 劇場にて鑑賞>

NOBU