劇場公開日 2011年12月3日

「ないようである、実は豊かなドラマ性」-×- マイナス・カケル・マイナス 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ないようである、実は豊かなドラマ性

2012年3月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 登場人物が本当にその人そのものであるように錯覚させるほどの実在感の映画だった。またドラマも非常にさりげなく構成してあるため、普通に日常をただ描写しただけのような印象すら受ける。しかしよくよく見ると相当豊かなドラマが描かれた映画であるので、どうか雑に見て面白くないなどと評価しないで欲しいと強く願います。とても丹念に人々の内面を描写している映画なんですよ。

吉泉知彦