ニーチェの馬のレビュー・感想・評価
全6件を表示
えらいもん観ちゃった
キャストはただカメラの前で存在するだけ
死に近い沈黙と孤独を観客に観せる…
徹頭徹尾
世の果て感
過去のお話なのに未来の物語にも見える不思議。文学的でも幻想的ということでもないように映った。
退屈であること自体が何かの表現、何かの祈りと思いたい。淡々として干からびまくった日常の繰り返しは、ああまたこのシーン、みたことあるゾ、「恋はデジャブ」なんて言ってる場合じゃない。
別に人間の業や神に悖る悪事が描かれているわけでもないのに、冷え冷えとした絶望というか、陰気の極み。つらい。
彫像
横たわる死に添い寝する。
無機質をなぞる指先も同じモノクロ。
光を見つめる事さえ死を見つめる様に思える。
ただ、底冷えの物語。
映画館で見たかった、名作!
DVDで視聴したためこの評価。
これは映画館で体験するべき作品だったと思います。
永遠に繰り返されるかのような日常。
鳴り続けている風の音が不安感と虚無感をかき立てます。
間口が狭いので、誰にでも好かれる映画ではないと思います。
ハマる人はハマる映画。
映画史に残るだろう名作
言葉で説明されることを拒絶するような2時間半。映画史と対峙しているようでした。ただし向き合う覚悟が必要かも知れません。
全6件を表示