劇場公開日 2012年5月18日

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「 浮気相手の男を捜せ!てな感じで、土地売却のために親戚たちが集まる...」ファミリー・ツリー kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 浮気相手の男を捜せ!てな感じで、土地売却のために親戚たちが集まる...

2018年11月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 浮気相手の男を捜せ!てな感じで、土地売却のために親戚たちが集まるのに、どちらが目的なのかわかんなくなった男マット(クルーニー)。17歳の娘アレクサンドラも父親の味方だ。変てこな年上の恋人シド(ニック・クラウス)もいて、じいちゃんに失礼なことを言って殴られたりする。若者言葉で無礼な奴だが、素直すぎるのがわざわいしたか・・・

 広大な土地をデベロッパーに売ってしまえば、自然が破壊される!などといったテーマをさらりと描き、「土地は売らない」とマットが決意するのは浮気相手ブライアン・スピアー(マシュー・リラード)が不動産屋であり、土地売買に絡み大儲けするという理由のように描くところが憎いところだ。直接対峙したとき、ブライアンの妻ジュリー(ジュディ・グリア)にブチュっとキスするシーンも印象に残る。可愛い復讐だったけど、その後に彼女も事実を知り、夫婦喧嘩が絶えなくなったとか。

 家族愛を再認識する作品だったが、ところどころ日本人にも理解しやすい親戚づきあい。原題の DESCENDANTSも“子孫たち”だからなぁ。序盤にもでてきたが、5つの大きな島で成り立つハワイ諸島を家族に喩えるところなんてのもいい。ただ、全体的なストーリーは平たんなもので、役者次第で大きく評価が変わりそうなもの。欧米でウケたのもよくわかる内容だ。

kossy