劇場公開日 2012年1月21日

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ドットハック セカイの向こうに : 特集

2012年1月16日更新

【CGアニメーション編】
「.hackプロジェクト」ついに劇場映画化!
10代の青春と壮大な冒険が融合するニュータイプ・3DCGアニメーション



■おなじみのキャラクター“カイト”も大活躍!
 見事に再現されたゲーム世界を予告編でチェック!


■“アバター”を描いた元祖アニメ&ゲーム
 あらゆるメディアミックスで展開する「.hackプロジェクト」が初の映画化!

人気ゲーム世界を3DCGで表現
人気ゲーム世界を3DCGで表現

ドットハック セカイの向こうに」は、単体で完結する1本の映画でありながら、02年のラジオ番組を皮切りに、ゲーム、TVアニメ、OVA、コミックほか10年にわたって展開されてきたメディアミックス・プロジェクト「.hackプロジェクト」を構成する1ピースという側面を持つ。

全世界規模の(架空の)オンラインゲーム「THE WORLD」を舞台に、“プレイヤー”として参加する少年少女たちがそこで起こった危機に立ち向うというストーリーは、シリーズ各作品に共通するアウトライン。ゲーム内世界と主人公たちが暮らす現実世界という“二重構成”が話題を呼び、現在も人気を集めるシリーズだ。“登場する現実の人間たちがキャラクターを操る”という描写では、あの「アバター」より5年も先行。アニメ、ゲームとしては、“アバター世界”を描いたパイオニアでもある。

その「.hackプロジェクト」がシリーズ初の映画化。「ドットハック」は、10代の青春と壮大な冒険、そしてCGアニメーションと3D映像が融合する、ニュータイプの映像体験なのだ。


■“現実世界”と“仮想セカイ”を救え!
 2つの空間を巻き込む未曾有の危機に3人の中学生が立ち向う

シリーズでおなじみのカイトとアウラが登場
シリーズでおなじみのカイトとアウラが登場

友人たちのすすめもあって、オンラインゲーム「THE WORLD」に男の子のキャラクター“カイト”として足を踏み入れた有城そら。幼なじみの智彦、気になりはじめた存在の田中と親しくなっていくなかで、ゲーム内で徐々に異変が起こりはじめる。

カイトが黒い影のようなものに襲われ、アウラと呼ばれる少女によって救われた事件をきっかけに、「THE WORLD」はたびたびシステムダウンし、現実世界では、プレイヤーが意識不明となる事故が続出。事件はもはやゲーム世界に留まらず、その影響は現実の世界への侵食をはじめる。そして、田中もまた意識不明に……。

そら、そして智彦たちは、現実世界を救うために、ゲーム世界の危機に立ち向うことを決意する。


■松山洋(監督)&伊藤和典(脚本)
 「.hack」シリーズ生みの親が語る劇場版「ドットハック」

●「ドットハック」も「.hack」シリーズの1ピース

シリーズ生みの親でもある松山洋監督
シリーズ生みの親でもある松山洋監督

松山「本作は1つの作品として完結しているんですが、シリーズを見てきた人にはちゃんとリンクするように作っています。1つ前のOVA『.hack Quantum』を観れば、“あれ? これってつながってるじゃん!”と気づいてもらえます。そしてこの映画の後にはまたゲームの新作シリーズが控えているんですが、これにもちゃんとつながっているんです」

伊藤「僕は最初のTVアニメに関わってからしばらくブランクがあったんですが、(シリーズでおなじみの効果音が劇中で鳴るところで)一気に引き戻されるんですよ」


●“3D演出のベンチマーク”を目指した自信作

押井守監督作品の脚本でも知られる伊藤和典
押井守監督作品の脚本でも知られる伊藤和典

松山「現実世界はイラストタッチ、ゲーム世界は“ザ・CG”というように、観る人が混乱しないように映像にメリハリをつけました。立体の視差、3Dの奥行きにも差をつけています。今は2Dから3Dへの変換の技術も進化していていますけど、まだまだ発展途上です。立体視にはやってはいけないセオリーがあって、“飛び出す”表現をしてしまうと、カットが切り替わったときにピントが合うまでに人間の眼はタイムラグが出ます。それが気持ち悪くなる原因なんですね。3Dは5年ほど前からゲーム用にも研究してきた技術ですから、“3D演出の1つのベンチマーク”となれる作品にしようと思って作ってきました。我々は、1フレームずつ手作業でバグを修正してるくらいですから」

伊藤「僕は、元々3D映画が苦手なんです。そんな僕でもOKですから、松山監督が豪語しているだけのことはあります。“心地よい3D”ですね」

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