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工場のシーンではいきなりミュージカル♪しかも「おばさん、おばさん♪」と歌ってる変な曲なのだ。世界初!日独合作ピンクミュージカル!というキャッチコピーもまんざらではない?
明日香のあだ名で“チャゲ”だと呼んで出会った河童。いきなり自宅へと招き入れ風呂に入れてやると、そこへ婚約者の滝はじめ(吉岡睦雄)がやってくる。なんとか見つからないように切り抜けたものの、河童の青木は工場でバイトを始めることになったのだ。
青木は工場の同僚・島麗子(成田)とセックスしたり、初恋の相手である明日香につきまとうのだが、真の理由は、死神(守屋文雄)が「明日香の命はあとわずか」だと聞かされ、彼女を助けたかったのだ。
青木が明日香を連れて行ったのは河童の里(?)。そこで長老にキンタマのような握りこぶし大のしりこ玉をもらい、肛門に入れれば死神にとりつかれないと言う。肛門にこんな大きなモノが入るのか?なんとか肛門に入れたのだが、彼女の命と引き換えに青木が死んでしまう。彼の命を救いたい明日香はズボンのなかから巨大なイチモツを引っ張り出し、死姦を始めるのだ。やがて彼は生き返った・・・しかも河童になる前の人間の姿で。しかし、それは一瞬。人間の姿でセックス始めるものの、二人がイッた直後に煙とともに消え果てしまう。
高校時代の純愛と大人になってからの肉欲の世界がかなりのギャップ。だが、それはノスタルジーを感じさせる有効な手段なのかもしれない。河童の里の幻想的な映像といい、最後に明日香がラブレターの返信を海に放り投げるシーンがとてもいい。全体的にクリストファー・ドイルの綺麗な映像が引き締めていたことも印象に残る。
『花様年華』、『裸足の1500マイル』、『HERO』などなど・・・なぜ日本へ?