エイリアン ディレクターズ・カットのレビュー・感想・評価
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単純にハラハラドキドキで面白い
自宅で動画配信サービスを利用して視聴しました。
エイリアン2はなんとなく見た記憶があるのですが、エイリアンシリーズ第1作目の本作はこれまで見たことがありませんでした。
序盤の探索シーンはなんとなく冗長さを感じたりもしましたが、逆に言えば目覚めてから終盤までのストーリーが淡々と描かれているようにも感じました。ことの起こりもそれほど短縮せずに映像化されており、エイリアンにがっつり襲われ始めるのが割と時間が経ってからなので、後半のスピード感は凄いですね。最終的に2時間弱という長さを感じませんでした。
爆破装置をセットしてからエイリアンに遭遇したシーンの危機感やリプリーの絶望感の演出もとても良かったです。
ストーリー自体も特に無理を感じませんし、エイリアンを船内に侵入させるきっかけとなったアッシュ関連の話も、綺麗に昇華されているように思います。
シンプルなんですがとてもハラハラドキドキで面白かったです。
怖い仕掛けが満載
この類の映画はとても怖そうで見たことがなかったが、初めて女性がヒーローになった映画ということで、VODで見てみた。
やはり怖かった(笑)。
停電や密閉空間という状況設定はもちろん、明滅する映像と音響(特に心音)の仕掛けが恐怖を増し増しにしていた。
シガニー・ウィーバーさん演じる臨時船長の言う通り、マニュアル通り、にしてればこんなことにはならなかったのに!とずっとブツブツ言いながら見ていたが(笑)、おっと、そんなことになっていたとは!という設定もあり、楽しめた。この件は、現実にありそうな気がしてそこも地味に怖い。
初めて登場した女性ヒーローは、ジョーンズを気にかける時以外はとてつもなく冷静で孤独でタフだった。
猫のジョーンズ
ハリー・ディーンが猫を追っ掛けるだけで、無駄死にしてしまう呆気なさ。
そんな猫のジョーンズの行く末が気になってしまう後半戦でもある!?
初めて"エイリアン"を観たのでオリジナルとの違いを比べる事も出来ずに、宇宙パニック物の原点であるのは頷ける内容にリドリー・スコットの凄さを再認識した。
誰が主人公な訳でもなく、主軸になるエイリアンの姿も限りなく見せる事はせず、船内のヴィジュアルなどのディテールが斬新で、見えない恐怖を引き立たせている。
一見、娯楽大作のイメージから観る人を選ぶダークな雰囲気一直線な本作が傑作であるのは間違いない。
おうち-124
とりあえず美人と行動を共にすること。
好きな作品から監督を絞っていくと、私はもしかしたらジェームズ・キャメロンが一番好きかもしれないと思いました。
そして彼の作品をたどると、「エイリアン2」が。
え、リドスコ爺さんの独占販売じゃないのか、しかも3はデヴィッド・フィンチャー🤯なんという顔触れ。
この頃からほとんどプロット変わらないけど、それでいいんです。
おちゃらけキャラとその相棒必ずいるし、
ちょうどよく切れる通信回線、
登場人物を一通り見れば、その人の運命がなんとなくわかるのもお決まり。上級者ともなれば、脱落順も予想できるはず。
お約束の単独行動、からのアレ。
やっぱり美人と行動を共にするのが一番長生きできる(反面、大抵イケメンの運命は決まっている)。
初代はそんなにアクションではなかったのですね。
ディレクターズカット・カット版なので、映像はすごくきれいですし、少しエイリアンの動きがきかんしゃトーマスちっくなとこもあるけど、古さはそこまで感じない。
金字塔と言われる所以もわかる。だってもうこのプロットじゃなきゃ♡
やっぱり宇宙旅行は私はまだいいです。世界で十分すぎます。
何度も観たい名作
個人的には世間一般で知られている傑作、「スター・ウォーズ」よりも気に入っている。本格的なSFホラーの元祖だと私は思っているが、この背筋が寒くなる描写の数々は何度観ても怖い。1979年の映画のため非常に古臭いが。
しかし、その古い感じがより恐怖を煽っているように私は感じている。現代の最新技術でしか味わうことのできない恐怖も当然あるが、こういう手の作品は旧作でしか味わうことのできないこの怖さがぴったりだと思う。古臭いという表現をしたが、ちゃちいと言っている訳ではない。その証拠に宇宙貨物船ノストロモ号の内部の作り込みをみて欲しい。細かな計器類から睡眠ポッドまで、今でも十分に通用するだろう。本作を最新技術でリメイクしても恐らく恐怖と感動は旧作を越えることは不可能だろうと思う。
映像キレイ
コヴェナントを見る前の復習で、ディレクターズカットを見た。正直、公開版との違いはわからなかったが、さすがにBDで観る映像はキレイ。そして、現在と照らし合わせると、感染症に対してはありえない対応(私は感染症対策の医師)。死ぬほど観た映画なので、感想はツッこみどころのみ。サーセン。
シリーズ最恐
2017年の今観ても古さをまったく感じさせない面白さ。「2」以降では人間がエイリアンに対して闘いを挑むことが既定路線になっているが,1作目ではひたすら逃げるのみ。彼我の戦闘能力の差を考えれば,これが正解だろう。だからこそ圧倒的なリアリティがあるし,描かれる恐怖に共感できるのだと思う。エイリアンを含め,宇宙船や世界観など作品全体のデザインが1979年時点でこのレベルで完成されていることも驚きだ。『エイリアン』がなければ,その後のSF作品のデザインはまったく異なるものになっていただろう。基本的に2017年の今になっても変わらないところがその凄さを物語っている。
マクガフィン沢山。
じんのさんの脚本講座の題材だったため、鑑賞。
人間ドラマばかりの昨今の映画社会にヒントを投げかけていた。人物像をほとんど描くことなく(描いたら誰が主人公で、誰が生き残るかわかってしまう笑)物語を進め、見終わったあとにはジェットコースターのような満足感を得られる。マクガフィンの連続で、飽きがあまりこない。
ただ殺すのではなく、水浴びなどをして人間の「生」を意識させてから殺す、食事中に腹からエイリアンがでてくるなど、不快感を観客に与えるシナリオの工夫がされていた。
空間を三次元的に使うことによって、観客に空間を認識させやすくする工夫が、エイリアンの体液が強酸だと分かるシーンにされていた。
SF映画の金字塔
劇場公開版も楽しいですが、やはりディレクターズ・カット版の方が倍楽しめます。
劇場公開版よりは本編が1分短くなりますが、新たな発見もあり、見応え十分。
現在は映像技術も向上し、それらを使って「トランスフォーマー」など凄まじい映像の作品が数多く製作されています。
もちろん、映像技術では現在の映画にはかないませんが、独特の恐怖感や閉塞感など、発想やストーリー展開は決して劣っていません!
未だに本作(シリーズ含む)を越えたエイリアン映画はありません。
SF映画が好きと言う人は本作を観ておかなくてはならないと思います。
SFが新鮮だ。
1979年の映画にして、リアルかつ迫力ありすぎ。いかに今のCGが偽物でCGに頼りすぎなのが分かる。やはりCGじゃなく人間の器用と知恵で作った映画は比べ物にならないくらい頭の中に残る。マッドマックスや初期のスーパーマンやロボコップなど。当時の映画の時代に生きてきて良かったと思う。
チンコの形をした、SFクラシックホラー
スタイリッシュにグロテスク。
ギーガーとリドリースコットが異能の名匠である事に変わりはなく、また一流のエンターティナーであり、一級品の劇薬であると言う事を改めて堪能できた。
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