劇場公開日 2011年8月6日

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「最後まで続く素早い緊迫感」この愛のために撃て Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0最後まで続く素早い緊迫感

2013年7月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

総合75点 ( ストーリー:70点|キャスト:75点|演出:80点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )

 事件に巻き込まれた男が家族のために奮闘するというよくある物語なのだが、主人公は平凡な一般市民だったり成り行き上たまたま同じ側に来たのが罠にはめられた殺し屋だったりとかで捻りを聞かせている。それを最初から最後まで息をつかせぬ緊迫の展開を見せ続けてくれて、一気に結末まで持っていった。変に正義を振りかざすのではなくて、それぞれが自分のためにだけ動いているのが潔くて心地よい。冷酷な容赦ない敵と、同じく冷酷で容赦ないのがここでは共通の敵をもつことになった犯罪者サルテとに挟まれて、それでも妻のために迷いなく命懸けの行動をする夫サミュエルの姿が頑張っていた。本来は凶悪犯にすぎないが今回ははめられたサルテもかっこよかった。

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Cape God