劇場公開日 2012年4月21日

「僕はラストシーンがわかんない。」僕等がいた 後篇 れいすけさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5僕はラストシーンがわかんない。

2021年5月17日
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単純

難しい

まず、前編を見たときに最初は良作と思ったが、なんか暗くてなんか嫌いう感情が頭にもやっときて、前編の評価を4.0→3.5に変えた。

そして、そんな気持ちを感じながらの後編を見て、少し気持ちが乗らずに見た感想が以下になります。

前編を見たときに信じ続ける高橋に打たれたけど、矢野は後半に6年も放置して全く振り向かない。6年その間に竹内が高橋を支えた。矢野をおもう竹内をまるごと愛した竹内。僕は竹内の愛する力により感動した。

矢野は、山本妹と住んだりして意味がわからない。理屈として説明されてわかるかもしんないが、竹内君の「高橋が溺れてるのかなんでわかんないんだ(殴る)」もっともすぎる。あと5発くらい俺ならボコボコにしただろう。こいつ5発くらい殴らんと気づかんよ。

竹内はどこまでも、高橋の幸せを願う。
矢野は鈍いもここまできたら悪。山本妹が同情で付き合われて幸せになるわけなし。

高橋は矢野にどんなに振り向かれずとも、竹内をふって、思いだけもって一人で生きていこうとする。

最終的に、ラストシーンで、帳尻合わせみたく、矢野は高橋と結ばれるが、僕は、どう矢野が気持ちを整理して、しっかり、気づいたのか説得力に全く欠けるし、まずは高橋に言葉を尽くして謝らないといけないし、竹内と同じ6年は付き合ってから、本当に好きって言ってくれないと納得できない。ラストシーンまでの過程がないんだよなあ。俺が見誤ってるのか。

高橋の愛は矢野を遥かに上回るのは明白だし、竹内の高橋への愛も矢野を遥かに上回る。ギャップを見ていて感じちゃうのよ。
高橋が重すぎるくらい必死だから、矢野のテンションが合わさらないとこのストーリー成立しないのよ。

せっかく、丁寧に前編で気持ちを描いてきたのに、矢野の気持ちが、高橋や、竹内に比して全く伝わりません。

あと、矢野は自分のひとりよがりが強いと前編後編を見てかなり思った。矢野は自分がいろいろ思うのをよく一人で抱える。自己完結すなよ。こんな辛い思いを好き人に僕なら絶対にさせません。

なんというのか、回り道が必要な苦労する恋愛もあるんだけど、この話、回り道がこんなに必要?その説得力がないんだなあ。

※私の感想をわかりやすくすると、弥生3月君を愛した30年なんかは、めっちゃ回り道するんだけど、説得力がある。前編後編使わなくとも回り道の意味を悟る。

※比嘉愛未はいいです。竹内も比嘉愛未みたいな人を好きになったら、いいのに。

おわり

れいすけ(休眠中)