劇場公開日 2011年11月11日

  • 予告編を見る

「“殺るか殺られるか”の世界」インモータルズ 神々の戦い 銀平さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5“殺るか殺られるか”の世界

2012年5月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

興奮

結論としては、“良かった”と”いまいち”の中間くらいでした。

「300」のスタッフが関わっているというので、「300」と同じような内容では?と予想していましたが、あながち外れてはいませんでした。

最近はギリシャ神話系ベースの作品が色々と製作されているので、物語に特に新しさというのは感じられません。

「300」がさらに威力を増したかのような戦闘シーンは、肉が飛び散り血で血を洗うという感じ。そして筋肉と汗と泥まみれ。
悪く言えば残虐で汚らしい。良く言えば生身の殺し合いのリアル感。

つまり、殺伐とした戦闘シーンだけは、そこそこ見応えがあったと思える作品でした(ホームシアター環境でBlu-rayで見た感想)。

あとは個人的に良かったのは、神ゼウスを演じていたルーク・エヴァンスのルックスが好きなので。(「三銃士」のアラミスもかっこよかった)

しかし、息子が神の掟を破ったからといって、なにも殺さなくても…と思いますが。
そして意外だったのは、あの伝説の弓。
主人公テセウスの武器として活躍するのかと思いきや、敵に奪われてずっとそのまま。

この作品、衣装担当が故・石岡瑛子さんで、神様勢の独特の衣装(あの金色のやつ)とか、私個人的には「タイタンの戦い」シリーズの神様のキラキラ鎧より個性的でいいかなと思います(しかし好き嫌いが激しく分かれるでしょうね)。

決して私が筋肉マニアというわけではありませんが、この作品ではあの衣装で人間勢との格差があまり無くて、全体的に調和が取れているのでは?
「300」と同じで、露出度が高い方があの作風には合っているのかと思います。

銀平