劇場公開日 2012年4月28日

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わが母の記のレビュー・感想・評価

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4.5母の優しさが切々と胸に、生きている事、家族に恵まれる事に感謝したくなった!

2012年2月28日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

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幸せ

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Ryuu topiann(リュウとぴあん)

4.0情景、心情、親子愛…丁寧に紡がれた作品

2012年2月26日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

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覆面A子

5.0拝啓 両先輩、いい映画でした

いおりさん
2012年2月20日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

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知的

原作 井上 靖 × 監督 原田 眞人(敬称略)
お二方は、俺にとって特別
母校 沼津東高校(旧沼津中学)の先輩になるのだ

そんな縁で、井上 靖の自伝小説には馴染みがあった
「敦煌」「額田女王」「天平の甍」「蒼き狼」などの歴史物もいいが
氏の作品は、自伝小説の方が活き活きして個人的には面白い
その一つ「しろばんば」では、曾祖父のお妾で洪作育ての親
戸籍上の祖母、おぬいばあさん
つまり、本作の土蔵のばあちゃんとの描写もある

監督は俳優として「ラストサムライ」で見初め
「クライマーズ・ハイ」の人間描写に魅せられ
その後、母校の先輩と知って誇らしく思った

「わが母の記」は井上 靖の自伝的な話で
舞台となるは、監督や私の故郷でもある沼津や伊豆
ここまで見る前に思い入れを感じる作品は、初めてだ

本作では、小説家と生みの親である八重との関係を描く
小説家 洪作のモデルは靖自身である

洪作は、実母八重に捨てられて育てられたとの想いを抱え
そのわだかまりの中、痴呆の兆しを見せる母と向き合う
彼の家族も交え、彼は母に何を思うのか
単純ゆえに難しく普遍的な家族の在り方を見せる話だ

そのスクリーンには、なつかしき風景や風俗が広がる
天城のわさび田、沼津御用邸前の浜、川奈ホテルとゴルフ場
旧家の古めかしさ、「~だら」という方言、バンカラな学生

特に、洪作は我がオヤジそっくりで懐かしすぎた
オレは家族を養うために稼いでいる、黙って言うことに従え
身の回りのこと、着替えの用意から母の世話まで女の役目だ
理不尽とか身勝手とか、そんなことは言える雰囲気にない

役所 広司は、そんな昭和のオヤジを連れてきた
おかげでで、幼き日がよみがえった

また、母を演じる樹木 希林には祖母を見た
同じ言動を繰り返し、お節介を焼きながらよく動く
それでいて、誰からも愛された祖母だった
その目配せから動きから、演じているとまるで感じさせない

また、宮崎あおいの生意気さと優しさ
南 果歩の奔放な妹、キムラ緑子の感情溢れる様
どの俳優も、不自然さを感じさせなかった

ある時はテンポよい会話、たとえば冒頭の洪作兄弟の会話で
またある時は沈黙と間が、饒舌にその感情を描写する
判り易く言葉で言わせる野暮はなく、BGMも最小限だ
その「行間を読ませる」描写にどんどん引き込まれていく

彼らが作った昭和の家族は
活き活きとした、生命力溢れる作家井上靖の小説と同じ匂いだった

あんたは世の中をわかっていない
その母の言葉に呆れる洪作
俺を捨てたあなたに言われたくない

母に対する想いが溢れ、変化していく洪作の様は染みた
それでも 母は母 家族は家族
表現は全く違うが「ザ・ファイター」とも似たテーマ
そんな「簡単で複雑」なことが込められていた
終盤の御用邸海岸でのシーンには胸が熱くなった

ただ、この想いは30代以上くらい
昭和の古めかしさを知り、年齢を重ねないと伝わりにくいと思う
洪作が、家族に母を任せきりで自分では何もしないのが気になる
若え衆は、そんな今風な感想を持つかもしれない

しかし、当時はごく普通の文化であり、そういうもんなのだ
不器用ながら家族を守った父、それを支えた母
ようやく彼らを客観的に見られるようなった最近のオレには、効いた

両先輩が下さった物語は、自省のきっかけにもなるだろう
あるのが当たり前であることに慣れきった単純で複雑な家族愛、ってやつを

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いおり

4.5真野恵里菜さんが素晴らしい

2012年2月18日
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鑑賞方法:映画館

 アイドルとかあんまり詳しくないのだが、この映画に出ていた真野恵里菜という女の子が大変素晴らしかった。山に暮らして、真っ黒で、手鼻で鼻水を飛ばすような奔放な役を活き活きと演じていて、その演技は宮崎あおいと比べても全く引けをとっていなかった。彼女の今後の女優としての活躍を大いに期待したい。
 映画はミステリーのような構成になっているのだが、そんな謎解きなどなくても成立するのが親子や家族ではないかと思い少々複雑であった。

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古泉智浩

4.0さりげなく、愛情を、絆を

2012年2月16日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

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幸せ

 この作品をスクリーンで観ながら、私は、原作者の井上靖の実際の顔を思い浮かべていた。それは、作者本人を演じた役所広司は、あまりに優しすぎる顔をしているからだ。井上靖本人は、目付きが厳しく、顔に人生の苦労を背負ってきたシワを刻んだ、とても気難しい顔だちをしていた。その顔を頭に浮かべていたせいか、「自分は捨てられた」というわだかまりや恩讐を母に持ち続けた作者の気持ちが、リアルに私に迫ってきた。

 物語が進む中、私はひとつの疑問を作者・井上靖に投げかけていた(映画の中では、伊上と名乗っているが)。
「あなたは、母にどうしてほしいのか。抱きしめて、申し訳ないと言ってほしいのか。それとも、自分の目を見て涙の一滴でも流してほしいのか」
 多くの読者を虜にした、数々の小説を残した井上靖なのだから、劇的な展開を望んでいたのではないのか。と、思いながら見ていたのだが、映画は、次第に認知症を深めていく母の姿とともに、淡々と進んでいった。私を含めて、スクリーンを観る観客の大多数は、母と井上靖との関係よりも、井上の家族が中心に描かれていたのに少し意外に感じていたと思う。
 しかし、この映画の面白いところは、作者の井上とその家族との交流の中に、母と作者との絆そのものが隠されているところだ。それは、気むずかしい井上を父に持つ家族たちと、父とを繋いでいたのは、井上の母の存在があったからだ。原田監督は、セリフが多い中で、井上と母とが絡まない部分に、母と井上との絆の強さを家族たちが感じるシーンを巧みに入れて、認知症であっても母の重要さを観客に語りかけている。

 そして、母と井上が理解しあう瞬間は、とてもさりげなく訪れる。それは、時おり井上と家族たちとが触れ合う一時と同じく、心地良い風から画面から流れてきたかのような爽やかさだ。肉親が、恩讐を越えて理解しあう、愛情や優しさ、絆というものは、抱きしめあったり涙を流しあったりするものでなく、本当はさりげないものであることに観客は胸をしめつけられる。疑問を持ちながら見ていた私も、そのさりげなさに目を潤ませてしまった。

 私も、ある時から父と話さなくなり、互いに遠ざける関係がしばらく続いた。その間も、私は子どもの頃から父の影響を受けていただけに、父と気持ちを通じ合いたいと思ってはいた。しかし、その思いが叶う前に父はこの世から去って行った。だから、この映画の井上の気持ちは、私には痛いほど理解できる。両親とあまり会話をしていない人が、この作品を観ると、人生観が大きく変わるかもしれない。

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こもねこ

4.5愛情と奉仕による家族の在り方

Chemyさん
2012年2月11日
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鑑賞方法:映画館
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Chemy
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