ALWAYS 三丁目の夕日’64のレビュー・感想・評価
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何回観てもいい。
2024年1月 再見 やはり素敵。
令和の今、世の中は便利になって、世界は近づいたのかもしれない。自由に言いたいことが言える世界になったのかもしれない。けど、この高度成長期の便利とはかけ離れた時代に、人間らしさの素敵な世界を見てしまう。様々な人間らしさドラマが泣けて泣けて。。何だろ。昭和って素敵に見えてしまう。素敵な映画。
成長主義へのレクイエム
完全に泣かせ方を分かっている監督さん。
親父と子どもの昔ながらの不器用な愛。
娘を嫁に出すときのおやこころ。
そしてクライマックスで茶川が走る走る。
不器用だけどかっこいい前のめりになりながら走る。そして音楽にのせて夕陽に輝く顔のショットが続き、最後の最後に夕陽を映し出す。この流れでやられてしまう。
永遠の0でもそうだが、この監督さんは泣かしどころをわかっている。
ベタだが、やられてしまう。
内容は
少々美化されすぎた郷愁を描く。
田園風景に加え、この東京タワーと泥臭く活気のある下町が新たに日本人の中に作られた心象風景となりうるのかもしれない。
永遠の0といい、ヤマトといい、なにかこの人の作品からはいつもナショナリスティックなものを感じる。
これを見て、あの時はよかった。
みんな上を向いてたなど安易に考えてしまいがちだ。
劇中に言ってたが、この時代の首都高や無尽蔵な開発を初めとした過度な成長主義がのちの時代に歪みとなって現れたのは確かだ。
なにが幸せなのか。それは個人的価値観で絶対的なものは存在しないが、経済的成長や科学の進歩が幸せをもたらした時代は終わった。
そのレクイエムのような映画だった。
これは昭和?
平成生まれの人間でも楽しめる昭和の物語シリーズも、遂に3作目。しかしシリーズでは一番面白くなかったと思うのと、無駄な映像技術に監督のエゴを感じるし、オリンピックという名前が出ているだけで実際昭和という時代背景は生きているのかよくわからなくなってきた。
それでも親子の物語には心温まります。
内容については、あまり言いたいことはないけれど、この時代はすごいと思った。
原作から離れたオリジナルストーリーらしいが、形どおりやろうとしすぎたせいか、つきぬけたところがなく、あまりおもしろくなかった。
観客はすごく入っていたけど、自分にとってはシリーズ最低作かな?
あまり笑えなかったし、感動もしなかった。
内容については、あまり言いたいことはないけれど、この時代はすごいと思った。
この映画に出てきたブルーインパルスが空に描いた五輪にしても、あたりまえみたいに見えるけど、大きさが合わなかったり、重ならなかったりして、練習の時はほとんど成功しなかったらしい。それを遅れ気味の開会式の中、国歌斉唱の時刻にピッタリ合わせ、成功させている。
新幹線にしても、東京タワーにしても、東京オリンピックにしても、NHKでやっていた、「プロジェクトX」みたいな話のかたまりで、奇跡の復興とよく言うけれど、本当に奇跡みたいなことの連続ですごい。
映画もこの頃は史上最高の黄金時代で、すごい映画がいっぱいある。
だけど、いろいろな技術的なことはこの時代より発展したのかもしれないけど、人間的なことというか国全体の勢いみたいなものは、ここが頂点だったのかもしれない。
ここで昭和30年代は終わるし、この後は今とあまり変わらなくなってしまう。
多少の上下はあるにしても、全体的に下り坂のような気がする。
「坂の上の雲」で言えば、奇跡の連続でかろうじて勝利した、日露戦争の時代に似ているかもしれない。
日露戦争に勝ってから、日本は世界の軍事超大国になったけど、第二次世界大戦でめちゃくちゃに崩壊した。
この映画見ていると、また同じようなこと繰り返しそうな気がしてしょうがない。
私だけなのかな・・・・?
成長を暖かく見守れる
総合70点 ( ストーリー:65点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:75点 )
いつの間にか月日が過ぎて、登場人物たちの環境も変わっている。自動車整備工場は順調で相変わらずだが、小説家は芥川賞はとってないけれど仕事もあってなんとか生活出来ているようだ。そんな中で新しい物語がちゃんと出来ていた。若者は大人になり人の親となろうとし、さらに若い者も成長し大人になろうとしている。そのような成長と、そこからくる新たな物語が芽生えていて、その意味で彼らの成長を暖かく見守ることが出来たのは視聴者としては嬉しいところ。基本は相変わらずの綺麗なばかりの人情話だが、これが日本人好みだしみんなわかって見ているのだからこれでいい。
物質では買うことの出来ない幸福
東京オリンピックに湧きかえり、日本全体が未曾有の高度経済成長に突入して行こうとする中で、「今は皆が上を目指している時代です。医者だってそうだ。みんななりふり構わず出世したいと思っている。しかし、菊池君はそれとは違う生き方をしている」と、三浦友和扮する宅間史郎医師が言うように、こぞって資本主義という名の拝金主義に流されようとする中で、それとは違った生き方を目指し、物質では買うことの出来ない「幸福」を求めようとする人々の姿を描きます。
それにしても、「ひょっこりひょうたん島」の歌を歌い、「シェー!」のポーズをとって遊んでいる小学生たちは、当時7歳だった僕そのものでありました(^^;
心に深く響いた
最近、家族愛だとか繋ぎとメディアまでもが声高にPRしている。それは、人の気持を思いやることが自然ではなくなってきているからだろう。映画を見るとそれを改めて感じさせる。登場人物一人一人の気持になって見ている自分が居て、共感し感極まって何度も泣いてしまった。また、昭和の「おやじ」の健在し、「寺内貫太郎一家」にあるドタバタ場面では笑った。本当の幸せが何かをふっと気づかせるところが、この映画独特の持ち味。また、小道具や大道具がディテールにこだわっている所も見所の一つ。
意外にファミリー向きでない家族もの
ママシネマ(子連れOK上映会)で観てきました。他のレビューでも書きましたが、いわゆるママシネマは従来の親子上映会とは性質が異なり、主役はどちらかというと大人のようです。ここ最近の上映作品は「ミッション・インポッシブル」「もののけ島のナキ」「リアル・スティール」「ハッピー・フィート」「ステキな金縛り」「ロボジー」「マジックツリーハウス」「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」…など。そんな中での本作。確かに、ママシネマに合いそう…と思っていましたが、なかなかどうして、意外な結果でした。(ちなみに、会場は比較的盛況。作品を反映してか、夫婦での参加や孫連れなど、お客の幅も広かったです。)
まず、上映時間。2時間越えは子どもにはかなり厳しいです。…というのは、まあ初めからわかっていたことでありまして。とはいえ、余韻や勿体をある程度整理すれば、2時間以内にすっきりと収まるように感じました。改善の余地あり、かと。
そして何より、子どもの平安な時間を妨げる伏兵は、あろうことか心優しい三丁目の住人たちでした。堤真一演じる頑固オヤジ・鈴木オート社長や吉岡道隆演じる売れない小説家・茶川など、彼らはすぐに怒ったり泣いたり叫んだりします。以前のママシネマ上映作品「僕らは世界を変えることができない」での戦闘シーンではまったく動じなかった息子が、堤真一の怒鳴り声や吉岡秀隆の絶叫のたびにビクッと覚醒してしまい、その都度いちからあやし直しです。ママシネマは通常より音を抑えており、聞き取りづらいセリフもありました。そんな音量でもインパクト十分の感情吐露…。通常上映ではさぞや、と思います。
さらに。孫連れならばクリアできそうですが、親世代は60年代をリアルタイムに知っているわけではありません。そのため、子どもの質問に答えきれない、興味関心を引くような言葉を掛けられない…という難点がありました。
だめ押しが、小雪演じる茶川の妻の出産にまつわるあれこれ。陣痛騒ぎといよいよの出産、新生児と父親の御対面…。ごく最近の「経験者」にあっては、「いくらフィクションとはいえ違うでしょ」「それで新生児はありえないでしょ」という突っ込みは避けられず。ぐずる子を抱いて気持ちに余裕がなくなっていることもあり、若干名冷ややかな失笑が起きていました。
…といったハードルを何とか乗り越え、最後まで付き合ってくれた息子に感謝しています。途中退場組もかなりいましたので。ちなみに、次のママシネマは、「ドラえもん」だそうです。…ふむ。そうきますか。
涙、涙のヒューマンドラマ
「ALAWYS 三丁目の夕日’64」とても良かったです!!
感動の連続です!!
東京オリンピックを目前にした日本の情景も良かったですし、
登場人物一人ひとりの成長にも心を打たれました。
地域の皆との絆も一段と感じられ、後半からはずっっと
涙が止まりませんでした!!
堂々の☆5つです!!!
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